10月も半分を過ぎ、新人戦の時期がやってきた。今日と明日で市大会だ。もちろん私はエースとして、詩帆はセッターとして出る。セッターでも大きい方。私たちの速攻が武器だ。
"ピー"
ホイッスルが鳴る。相手チームのサーブ。1回戦はシードで免除。2回戦は前回ベスト8のチームだ。
「ありがとうございました!」
2回戦は圧倒的なストレート勝利。その後も1試合、準々決勝が行われた。結果はまたもストレート勝利。
「今日はお疲れ様でした。2勝できましたね。明日は準決勝、決勝があります。疲れを溜めずに早く寝て備えてください。」
簡潔すぎるミーティングを終え、帰宅。ストレッチをしているとまた通知。
「けいた:お疲れ様!今日どうだった?野球部は
勝ったよ!」
そうなんだ。うちの学校はなぜか部活動が強い。野球部も1回戦はシードを貰って、2回戦からだと聞いていた。
「2回戦、準々決勝どっちも勝ったよ」
「えーすごいね!野球も2回戦勝ったよ!」
「そうなんだ明日の決勝頑張ってね」
市内で野球部がある学校は多くないらしく、出場校数が少ない。そのため明日は朝から決勝なんだとか。
「バレー部も明日が頑張って!」
「うん。ありがとう」
その後お風呂に入り、明日も朝練で早起きだからいつもより随分と早く就寝。
「まずは準決勝、1歩ずつ勝ちましょう。そして決勝に出場し、優勝を目指して頑張りましょう」
監督の決まり文句。何回聞いてきたことだか。
準決勝はまたもストレート勝ち。補食を取りながらまだ終わってない決勝戦の相手チームを考察。やはり総体の決勝で当たったチームだ。
「レフトー!」
「いーちにーさん!」
「ライトライト!」
"ピー"
決勝もストレートで勝つことができた。監督はその後のミーティングで色々話してたけど嬉しくて何も覚えてない。
「詩帆ほんとにナイストスだったよ!」
「えーほんと?莉桜もいっぱい点取ったよね。やっぱうちのエースだわ!」
帰りの車で今日のことを振り返る。すると通知音が鳴った。2人とも携帯を手に取る。
「けいた:お疲れ様!今日はどうだった?」
また高橋くんだ。詩帆は誰から来たんだろ
「高橋からメッセージ来てる」
まさかと思ったけど全く一緒の文。1時間前に私に送ってたみたいだけど、既読がつかないから念の為に送ってたらしい。
もちろん優勝だよ、と返しておいた。野球部も優勝したみたい。
「県大会の次の週末暇?監督が県大会終わったら土日どっちもオフにするって言ってたけど。」
初めて聞いた。まぁ、人の話聞いてない自分が悪いけど。
「多分何も無いから暇だと思う。」
「マジ?その日春高バレーの県予選あるんだけど、行く?」
高校バレーか。少し興味はある。
「詩帆は行くの?」
「ほら、うちお兄ちゃんがいるからさ。」
詩帆には3つ上の高校生のお兄ちゃん、悠太くんが居る。2年生ながら県内ナンバー1のリベロと言われているほど。
「あーじゃ行こうかな。まだ予定分からないから後でまた連絡するよ。」
そういうと了解と言って話の話題は県大会のことに戻った。
「ねー明後日から期末テストだよ。テスト勉強した?」
「テスト!?勉強なんかしてないわ〜」
部活終わりに校門で話してるとグラウンドの方から大輔が来る。隣に誰かいる。サッカー部の人はだいたいわかるけど、サッカー部では無いような...
「ねぇあれ高橋じゃね?」
言われてみれば確かに。
「よう!圭太も一緒にいい?帰る方向同じらしいからさ」
「別にいいよー」
帰り道は大会こうだったよーとか相変わらずサッカー部は弱いねとか笑。そんな事話しながら帰った。
「お母さーん、県大会の次の週末なにか予定ある?詩帆に春高バレーの予選見に行こうって誘われてて。」
「あらいいじゃない。なにも予定はないよ〜行ってきたら?」
高校に入ってもバレーは続けるつもりだし興味がある。だから行くことにした。
「今日もシードを貰っていますので2回戦からになります。審判が終わったあと各自アップに入ってください。」
今日も朝練が終わり県大会の会場へ向かう。1回戦目の審判が終わり、詩帆とユニフォームに着替えてアリーナへ向かう。
"失礼します!お願いします!"
体育館への挨拶をしてコートへ。
「キャプテン」
主審に呼ばれてサインを書きに。先輩から受け継いだキャプテンマークが付いた1番。
"お願いします!"
ホイッスルと同時にコートの中へとかける。自分達の武器かどこまで通用するのかが楽しみだ。
レセプションから始まる。最初からレフトの早い攻撃を。
「詩帆、レフトレフト!」
相手のついて来れないブロック。そのまま下に叩き込む。
"いーちにーさーん!"
"フェイント!"
"カバーカバー!"
1セット目は25-13で終了。相手と10点以上引き離してだ。2セット目もこの調子で25-9。そして私達の初戦は圧倒的なストレートで勝つことが出来た。
その後の2回戦ストレートで勝ち進み、県大会1日目を終えた。
「おつかれー!莉桜!」
「詩帆!今日も勝ててよかったー!明日も頑張ろ?」
「もちろん優勝だよ!」
なんて会話を終えると帰りの車では2人とも爆睡。
「せーの!藤原南、ファイトー!」
7人で円陣を組んでポジションにつく。県大会2日目。まずは準決勝。
"ピー"
「お願いします!」
ホイッスルが鳴ると同時に試合開始。
"ピー"
ホイッスルが鳴る。相手チームのサーブ。1回戦はシードで免除。2回戦は前回ベスト8のチームだ。
「ありがとうございました!」
2回戦は圧倒的なストレート勝利。その後も1試合、準々決勝が行われた。結果はまたもストレート勝利。
「今日はお疲れ様でした。2勝できましたね。明日は準決勝、決勝があります。疲れを溜めずに早く寝て備えてください。」
簡潔すぎるミーティングを終え、帰宅。ストレッチをしているとまた通知。
「けいた:お疲れ様!今日どうだった?野球部は
勝ったよ!」
そうなんだ。うちの学校はなぜか部活動が強い。野球部も1回戦はシードを貰って、2回戦からだと聞いていた。
「2回戦、準々決勝どっちも勝ったよ」
「えーすごいね!野球も2回戦勝ったよ!」
「そうなんだ明日の決勝頑張ってね」
市内で野球部がある学校は多くないらしく、出場校数が少ない。そのため明日は朝から決勝なんだとか。
「バレー部も明日が頑張って!」
「うん。ありがとう」
その後お風呂に入り、明日も朝練で早起きだからいつもより随分と早く就寝。
「まずは準決勝、1歩ずつ勝ちましょう。そして決勝に出場し、優勝を目指して頑張りましょう」
監督の決まり文句。何回聞いてきたことだか。
準決勝はまたもストレート勝ち。補食を取りながらまだ終わってない決勝戦の相手チームを考察。やはり総体の決勝で当たったチームだ。
「レフトー!」
「いーちにーさん!」
「ライトライト!」
"ピー"
決勝もストレートで勝つことができた。監督はその後のミーティングで色々話してたけど嬉しくて何も覚えてない。
「詩帆ほんとにナイストスだったよ!」
「えーほんと?莉桜もいっぱい点取ったよね。やっぱうちのエースだわ!」
帰りの車で今日のことを振り返る。すると通知音が鳴った。2人とも携帯を手に取る。
「けいた:お疲れ様!今日はどうだった?」
また高橋くんだ。詩帆は誰から来たんだろ
「高橋からメッセージ来てる」
まさかと思ったけど全く一緒の文。1時間前に私に送ってたみたいだけど、既読がつかないから念の為に送ってたらしい。
もちろん優勝だよ、と返しておいた。野球部も優勝したみたい。
「県大会の次の週末暇?監督が県大会終わったら土日どっちもオフにするって言ってたけど。」
初めて聞いた。まぁ、人の話聞いてない自分が悪いけど。
「多分何も無いから暇だと思う。」
「マジ?その日春高バレーの県予選あるんだけど、行く?」
高校バレーか。少し興味はある。
「詩帆は行くの?」
「ほら、うちお兄ちゃんがいるからさ。」
詩帆には3つ上の高校生のお兄ちゃん、悠太くんが居る。2年生ながら県内ナンバー1のリベロと言われているほど。
「あーじゃ行こうかな。まだ予定分からないから後でまた連絡するよ。」
そういうと了解と言って話の話題は県大会のことに戻った。
「ねー明後日から期末テストだよ。テスト勉強した?」
「テスト!?勉強なんかしてないわ〜」
部活終わりに校門で話してるとグラウンドの方から大輔が来る。隣に誰かいる。サッカー部の人はだいたいわかるけど、サッカー部では無いような...
「ねぇあれ高橋じゃね?」
言われてみれば確かに。
「よう!圭太も一緒にいい?帰る方向同じらしいからさ」
「別にいいよー」
帰り道は大会こうだったよーとか相変わらずサッカー部は弱いねとか笑。そんな事話しながら帰った。
「お母さーん、県大会の次の週末なにか予定ある?詩帆に春高バレーの予選見に行こうって誘われてて。」
「あらいいじゃない。なにも予定はないよ〜行ってきたら?」
高校に入ってもバレーは続けるつもりだし興味がある。だから行くことにした。
「今日もシードを貰っていますので2回戦からになります。審判が終わったあと各自アップに入ってください。」
今日も朝練が終わり県大会の会場へ向かう。1回戦目の審判が終わり、詩帆とユニフォームに着替えてアリーナへ向かう。
"失礼します!お願いします!"
体育館への挨拶をしてコートへ。
「キャプテン」
主審に呼ばれてサインを書きに。先輩から受け継いだキャプテンマークが付いた1番。
"お願いします!"
ホイッスルと同時にコートの中へとかける。自分達の武器かどこまで通用するのかが楽しみだ。
レセプションから始まる。最初からレフトの早い攻撃を。
「詩帆、レフトレフト!」
相手のついて来れないブロック。そのまま下に叩き込む。
"いーちにーさーん!"
"フェイント!"
"カバーカバー!"
1セット目は25-13で終了。相手と10点以上引き離してだ。2セット目もこの調子で25-9。そして私達の初戦は圧倒的なストレートで勝つことが出来た。
その後の2回戦ストレートで勝ち進み、県大会1日目を終えた。
「おつかれー!莉桜!」
「詩帆!今日も勝ててよかったー!明日も頑張ろ?」
「もちろん優勝だよ!」
なんて会話を終えると帰りの車では2人とも爆睡。
「せーの!藤原南、ファイトー!」
7人で円陣を組んでポジションにつく。県大会2日目。まずは準決勝。
"ピー"
「お願いします!」
ホイッスルが鳴ると同時に試合開始。
