ねぇ先生


あぁお母さんの声がきこえてくる


母「大丈夫?病院いくー?」

「うーん多分大丈夫」

全然大丈夫なわけがないここ数日
ずっと吐き気に襲われてなんにもできてない
でも絶対に病院に行く訳には行かない、、、、
なぜかって?病院が大嫌いだから

母「でも、しんどそうよ病院行きましょう」

これ以上しんどいのも耐えれない
行くしかないのか…

「うん、、、。」

車を走らせいつもの大学病院が見えてきた
あぁ憂鬱なんでこんなところに

いつもの小児科病棟に連れてかれ今主治医の先生がいないらしく別の先生がきた

医者1「あいかちゃんどう?どこがしんどい?」

医者2「今どんな感じかな?」

もう黙ってよ気持ち悪くて
それどころじゃないんだって……
人見知りで話せないしもうやだ帰りたい
やっぱり来るんじゃなかった

「大丈夫、」

医者1「どんな風にしんどいか教えてくれる?」

「わかんない」

医者2「今ね主治医の先生来てるから
とりあえず点滴だけしようか」

もうほらやだ痛いじゃん、、、、
先生達失敗するしグリグリしてくるじゃん

否定もできずにいるとどんどん準備が進んでく
先生達2人で話してるし

医者2「ここに手置いてね」

もう腹を括るしかない、、、、。
そう思い手をだした

医者1「ここにいれようか」

医者2「そうですねじゃあここに刺すから
グーパーしててね いちにのさん 」

この2人上司と部下の関係なのかなとか考えてたら針入れられた針を入れたのはいいけど血管に入らなかったぽいグリグリしてる痛い

医者2「ごめんね痛いよねうーん難しいな
もう1回やってもいい?」

やってもいいじゃなくて決定事項なんでしょ
もう次の準備してるじゃん

しかも上司?の方の先生がやるらしい

医者1「ここにいれるねいちにのさん、
はいおわり」

普通に痛かったけど1回で入れれるなら
この先生にしてほしかったなんて思いながら
ふわふわと処置室で検査結果と先生を待った

もう1時間ぐらい経ったのかな、、、、
キツい気持ち悪いふらふらしてる
頭が回らないずっと吐き気そんなこと
考えてると昔の主治医の先生がきた

「あっ、渡瀬先生」

渡瀬「大丈夫?どんな感じ?」

「うーん」

私の悪い癖何がしんどいか聞かれても、
言えない、、。

渡瀬「検査結果でたけど最悪、もう1回検査して
また悪かったら透析も考えてる」

そんなに悪いんだ割と平常心保ててるから
大丈夫だと思ったんだけど

「うん」

しんどくて何もそれ以上言えなかった

それから2時間点滴をして再検査をした
再検査の結果は最初よりいいらしく
透析は逃れたらしい。

渡瀬「とりあえずさっきよりマシだから透析はしない方向で行くね」