「月城くん。あたし手伝うよ、クリスマスイヴのイベント! いろんなクリスマスソング、心をこめて演奏するね」
すると、少し緊張していた月城くんがみるみる笑顔になって。
「ホントに? どうもありがとう! わぁー、すっげーうれしい」
ふふふ。この冬月くんの笑顔、人なつっこくてとってもカワイイな。
こんなに喜んでもらえて、あたしもすっごくうれしいよ。
くわしくはSNSで連絡するから、と月城くん。
おたがいの連絡先を交換して帰ろうとすると、月城くんはあたしの肩をポン、とたたいて。
「じゃあ、イヴはよろしく! オレ、楽しみにしてるから」
そのやさしそうなまなざしに、思わず、ポッ、とほおが赤くなる。
って、ダメダメ! なにかんちがいしてんのあたし!
これは、あくまでもイベントのお手伝いのため。
デートの約束なんかじゃないんだから。
冬月くんが好きなのはあたしのピアノで、あたし自身のことじゃないのに。
そう考えると、ちょっぴり胸が切なくなっちゃうけど……。
ま、このままクリぼっちで過ごすよりはマシか。ひとりじゃやることもないし。
大勢の前でピアノ弾くなんて久しぶりだなぁ。
よーしっ、当日までいろんな曲練習しておこっと!
すると、少し緊張していた月城くんがみるみる笑顔になって。
「ホントに? どうもありがとう! わぁー、すっげーうれしい」
ふふふ。この冬月くんの笑顔、人なつっこくてとってもカワイイな。
こんなに喜んでもらえて、あたしもすっごくうれしいよ。
くわしくはSNSで連絡するから、と月城くん。
おたがいの連絡先を交換して帰ろうとすると、月城くんはあたしの肩をポン、とたたいて。
「じゃあ、イヴはよろしく! オレ、楽しみにしてるから」
そのやさしそうなまなざしに、思わず、ポッ、とほおが赤くなる。
って、ダメダメ! なにかんちがいしてんのあたし!
これは、あくまでもイベントのお手伝いのため。
デートの約束なんかじゃないんだから。
冬月くんが好きなのはあたしのピアノで、あたし自身のことじゃないのに。
そう考えると、ちょっぴり胸が切なくなっちゃうけど……。
ま、このままクリぼっちで過ごすよりはマシか。ひとりじゃやることもないし。
大勢の前でピアノ弾くなんて久しぶりだなぁ。
よーしっ、当日までいろんな曲練習しておこっと!



