この恋を歌う

漢字(かんじ)漢字(かんじ)漢字(かんじ)4月4日。

今日は青海高校の入学式。


のはずなんだけど…

絶賛学校で迷い中。

「愛!お前今どこにいるんだよꐦ」

「いや、それが分からなくて今迷っているんだけど…」



幼なじみの遥斗と現在電話で助けをもらっているのだけれど、ここは一体どこ!?

あ、そういえば…

「海が見える!」

そう、名前に入っている通りこの高校からは青くてきれいな海が見える。

「見えるんだったら最初から言えや!」

「ガチャッ」っという音がしそうなくらいの勢いで切られた電話には悲しいコール音が…


青く澄み渡っている海の方を眺めながら思った。

「別にそんなに怒らなくてもいいのに」

「なーんか言ったかー?」

「げ、遥斗!」

しまった、声に出ていたかも。っていうかいつからそこにいたのよ?



「どこが「そんなに怒らなくてもいいのに」だよ、そもそも迷子になったのはお前だろ?入学式あと5分で始まるぞ!」

息を少し荒げながら遥斗が言った。


「え、ほんと?」

急いでいかなきゃ!それにしても景色がきれいなところだったな。

放課後にまた来てみようかな?今度は帰り方も分かったし。

遥斗に腕を引かれながらそう思った。



入学式が終わり、新しいクラスに行くとやはり遥斗とは同じクラス。

もうすでに腐れ縁と呼べるレベルのこの縁は小学生の時からずっと同じクラス。

他にも同じ中学校の友達がたくさんいた。ひとまずクラスは楽しそう。