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テスト週間初日から、私たち四人は毎日図書室で勉強している。
座り位置も定着して、私と楓先輩、京ちゃんと日野先輩が隣同士で並ぶのに違和感がなくなりつつあった。
今日はいつもと気分を変えて外で勉強しようという話になり、学校から二駅離れたファミレスに来ている。
ここでも位置は変わらず、私の隣には楓先輩が座っていた。
「もう来週からテストだね。私、こんなに勉強したの初めてかも」
「私も」
京ちゃんの言葉に私が頷くと、日野先輩と楓先輩がそろって苦笑した。
「去年受験生だったでしょ」
「図書室にいるの、放課後の二時間だけだぞ」
「あー、今の感じで、なんでふたりが特進クラスなのかがわかった気がしますぅ」
京ちゃんが、ふてくされたように口を尖らせる。そんな彼女をなだめるように、日野先輩が「あーほら、グラス空になってる。飲み物取りに行こう」と笑い、連れ立ってドリンクバーへ向かった。



