それでもキミと、愛にならない恋をしたい


部屋に戻り、ベッドに転がっていたイルカを抱っこしながらスマホを確認する。

すると、ラインの通知がきていることに気がついた。

「京ちゃんかな? 誰かバレーの子と代われたって報告とか?」

緑のアイコンをタップすると、そこには思いがけない人物からのメッセージがあった。

「さ、佐々木先輩っ?」

あ、違う、楓先輩。いまだに呼び慣れない。

それにしても、まさか今日の今日で連絡がくるなんて。

【日野に確認したら、めちゃくちゃ喜んでた】
【テスト週間入る初日から四人で一緒に勉強する?】

絵文字もスタンプもない、シンプルなメッセージ。

それが楓先輩らしいような気がして、脳内で勝手に先輩の声で再生される。