それでもキミと、愛にならない恋をしたい


それに二階は理系クラスばかりだから男子生徒が多く、一年女子の私たちがうろつけばきっと目立つし、なにより京ちゃん自身が人目を引くんだから、注目の的になるのは必至だ。

きっとそれをわかってて京ちゃんは私についてきてほしいと言っているんだろうけど、一体なにをしに行くんだろう。

もしかして……告白?

京ちゃんは思い立ったらすぐ行動派だし、それもあり得るのかも。

でもそれなら私がついていっていいのかな? よくわからないけど、そういうのはひとりで行ったほうがいいのでは?

頭の中でグルグル考えていると、京ちゃんが私の手をぎゅっと握って歩き出した。

「わわっ!?」

京ちゃんは私の手を引っ張って廊下に出ると、焦っているのか小走りになる。

「ごめん、時間がない! 消されちゃう前に行きたいの! でもひとりじゃ恥ずかしいし、お願い!」
「時間がないって? 京ちゃん、なにしに行くの?」