昨夜、お父さんにこれまで感じていた疑問や気持ちをぶつけたせいで、少しスッキリしている。感情的な言い方をしたのはきちんと謝らなくてはいけないけれど、あれが私の本心だ。
本当なら、再婚の話が出た時に聞かなければいけなかった。ショックだからと逃げ回り、いい子のフリをして口を挟まずに我慢して向き合わずにきた結果、爆発してしまった。
一方的に自分の思いばかりを押し付けてしまったから、今度はお父さんの考えを聞かなくちゃ。今こうして、真央さんの本心を受け止めたように。
私が頷いたのと同時に、玄関のインターホンが鳴った。
「こんな朝早くに、誰かしら」
時刻はまだ朝の七時前。真央さんが首をかしげながら下の階へ下りて行った。
それを見送りながら、私は再びおじやを口に運ぶ。冷めてしまったけれど、やっぱり美味しくて優しい味がする。
さすがに全部は食べ切れなくて、残りをキッチンへ下げようとお盆を持って階段を下りていく。すると……。



