でも、学校は好きだ。
クラスメイトと他愛ないことで笑い合ったり、恋の悩みに頭を抱える友達を励ましたり、テストの結果に一喜一憂したり、毎日とても充実している。
勉強は好きとは言えないけれど、家にいるよりはいい。余計なことを考えるより、ずっといい。
私がx軸とy軸のグラフとにらめっこしている間に、佐々木先輩の姿はなくなっていた。
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九月の終わり、残暑のキツい日差しも多少和らいできた。
木曜日の六時間目は一年から三年まで全クラスLHRで、今日は各クラスが十一月に行われる球技大会の選手決めをしている。
私の一年二組も例外ではなく、クラス委員の子が黒板に種目を書き、みんなが希望する種目の下に名前を書いていった。
男子はサッカーとバスケ、女子はバレーとバスケに分かれ、サッカーと女子バスケが午前中、男子バスケとバレーが午後に、学年ごとのトーナメント戦で行われる。



