慧斗はもう瞳さんのような人間をだしたくないんだ。 だけど綾子さんを責めることもできずに、その分きっと自分を責め続けながら遊び歩くことで戒められているの? だったら、そんな そんな悲しいことはないよ。 「……これがりくの知りたかった"真実"だ」 玲が落ち着いた声で言った。 思うように声がでない。 立っていることが精一杯で、体の感覚が機能停止したみたいに何も感じなかった。 頭の中で不穏な音が響いている。 「俺はお前を巻き込みたくないよ」 玲の瞳はいつだって力強い。