今まで、沢山のものが遠くへ離れていくのを 悲しいながらも、ただぼんやり眺めているだけだった。 ただ、"失くなった"という事実にだけ翻弄されていた。 まるで世界が廻るのをカヤの外から見ているように。 だけどあたし、もうカヤの外は嫌だよ。 あの二ヶ月間を嘘だったとは思いたくない。 あの二ヶ月間は何があっても手放したくないんだよ。