「お前が思ってるほど、この場所は暖かくない」 ――玲の静かな言葉が、あたしの心を一突きにした。 走馬灯のように、みんなとの思い出が浮かんでは消えていく。 たった二ヶ月。 もう二ヶ月。 どちらにしろ変わらない二ヶ月という期間の中での日常は、色褪せることなくあたしの胸をくすぐり、この心にまばゆい光を降らしていたのだ。 それが急にセピア色に変わり、目の前でビリリと酷い音をたてて破り捨てられた気がした。