「……わ。また慧斗が女泣かしてる…」 突然の声に顔をあげると金髪で日本人離れした顔の男の人が面倒臭そうな顔でリビングの扉の前に立っていた。 あたしはあまりの綺麗な顔立ちに目を疑う。 「やっほー玲!」 梨紗が彼に手を振る。 言うまでもないが、これが玲との初対面の瞬間。