1番愛してほしい人には本当のことが言えずに
偽物ばかりを集めていた梨紗。
周りのことを誰よりも見ていて、みんなの知らないところで自分の欲求を譲る玲。
愛され方と愛し方がわからなかった綾子さん。
過去から動けずにいた慧斗。
そして、帰る場所がわからなかったあたし。
誰も、"誰か"にはなれなかった。
だけど"誰か"になれないからこそそこには自分がいた。
それぞれの過去が傷だらけでも
それぞれの未来がバラバラでも
あの部屋で集まった時間が今を生きていることを証明してくれる。
それがいつか埃被った思い出になっても、ズキズキ痛みを伴いながら消えないのは
センチメンタルな絆。



