直接的な刺激を味わった凛は大きく背中を反らせた。亮介の指が動くたびに潤んだ場所からくちゅりと音が聞こえ、耳を塞ぎたくなる。

「凛、できるだけ力を抜いていてくれ」

そっと指を差し込まれ、慎重に奥まで埋められる。

異物感に竦んだのも一瞬で、凛の反応を見逃すまいと丁寧に中を探っていった亮介により、すぐに快感の波に攫われた。

初めての凛を思い、たくさん慣らしたあと、手早く準備を終えた亮介が押し入ってくる。

痛みや苦しさはあったものの、それ以上に好きな人と繋がれた喜びが大きかった。

「あっ……んんっ!」
「凛、痛いか?」

目尻に滲んだ涙を拭ってくれる亮介の額には、玉のような汗が浮かんでいる。きっと自分だって苦しいのに、凛を優先して動かずに待ってくれているのだ。