「や、ゆ、由貴先輩。何して、…」

「望那が悪いんだぞ!朝転びそうになったあお前を受け止めてやったのにあんな逃げ方はないだろ」

と由貴先輩は真剣なまなざしで私を見る。まるで、その顔は怒っているかのような表情だった。

「お前の口、めっちゃ甘いな。お前、桃の味がする。桃でできてんのかよってくらい」

と言って、今度は由貴先輩は私の両腕へと手を伸ばし、固められてしまった。

私はそのまま押しつぶされるがままに由貴先輩に触られ始めた。