「えー、藤田先生が産休で当分休みになるため、代理で相川先生が2組の担任になります」




クラスがざわめいていた。



クラスの女子は翔を見て「かっこいいね」などといってこそこそ話していた。



「わーちゃんもかっこいいと思う?」



「え、あ、うん。そうだねー、」




私、宮川若葉は数年ぶりに初恋の相手と再会した。



目の前にいるのが、




「相川翔です。2組のみんなとはやく仲良くなれるよう精一杯頑張ります。困ったことあったらいつでも相談してください」




そう、私の幼なじみでもある相川翔 25歳。




翔とは家が隣で家族ぐるみで仲がいい。



翔は高身長でスラっとしていて、見た目も中身も大人っぽい。




昔からモテていたと思うし、年上からも年下からも人気があった。




私が小さい時はよく遊んでくれて面倒を見てくれてた。




でも、翔が大学受験のときから勉強に専念する
ようになり、会う回数も話す回数も少なくなっ
ていった。








「みやかわーーきいてるのか??」



と翔を紹介した学年の先生が私の名前を呼んできた。




「は、はい!すみません、」



「おまえ学級委員だろ?相川先生が困らないようサポートしてやるんだぞ。」




うげ、よりにもよってこんな事になるなんて…






「宮川さんだっけ?よろしくね。」


と私をみて翔はニコッと笑った。




その笑顔、ちょーーむかつくんですけど。



「こちらこそよろしくお願いします……」



と私が言った瞬間チャイムがなり、朝のホームルームが終了した。





絶対あの笑顔は何か企んでいるに違いない。