最後のキスは、

あの日は暑い夏だった

港の方にはクラスメイトのnちゃんとmちゃんがいて

私に手を振ってくれていた

私は控えめに振り返して、すぐに地元の友達のLINEを全て消した

…だって、今彼らから連絡が来たら、どうしようもなく地元が恋しくなってしまいそうだったから

それから数時間して、目的の島に着いた

港から出ると、ロングヘアでおしゃれに髭が生えてる男の人が待っていて、それはお母さんの再婚相手だとわかった

「_ちゃん、初めまして!よろしくね♡」

…とってはりつけたみたいな気持ち悪い笑顔

お母さん、また悪そうな男連れてきたな〜…

まあ、そんなことは言っちゃだめだとはわかってる

だってお母さんの再婚だよ?

お母さんは女手一つで私をこの年まで大切に育ててくれた

…あんな浮気するクソ父に縛られないで、そろそろ幸せになってもいいはずだ

「…よろしくお願いします(ニコッ」