無彩色で透明な私の世界に君たちが色をくれた

恋愛(ピュア)

あわる/著
無彩色で透明な私の世界に君たちが色をくれた
作品番号
1710394
最終更新
2023/11/06
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0







        苦しくて悲しくて


   どうしようもない寂しさを紛らわしたかった





     何もかも普通じゃなくなって絶望した






          「凪沙」



    君がそう呼んでくれるだけで嬉しかった

    涙が溢れてしまいそうなくらい幸せだった






 真夜中に置いて行かれてしまった私を救ってくれたのは        




       紛れもない君たちで





   「凪沙が望むならいくらでも俺は描くよ」


「凪沙はズボンの方が好きだから…パーカー合わせよ!」


   「凪沙ならすぐ上達する!俺に任せろ」





   眩しいくらいまっすぐな君たちを見ていると




    「見続けるしか、ないじゃんっ……」





     不思議と前向きになっていた





   「もう、見たくないなんて言わない?」




    言わない、言えない、言いたくない 




    だって、どうしようもないくらい


    君たちと見る世界は色鮮やかだから
あらすじ
学校でも家でも明るい自分を演じていた凪沙は、ある日突然『青年期全白視症』にかかってしまう。全てが白く見えるようになった凪沙は、大好きな空を見ることができないと知り絶望に暮れていた。そんなある日、空を眺めていた凪沙の元に突然幼馴染の白が現れる。全てを打ち明けた凪沙に白は「俺が凪沙の世界を描く」そうして幼馴染たちに支えられるうちに凪沙は自分の失いかけた世界を取り戻していき……。

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