病気に負けない

涙が頬を濡らしていたんだ


「あはは、わからなかった。そういう、君は?どこ悪いの?」


「僕もお姉さんと同じ。脳だよ」


男の子は名前を慎太と教えてくれた


慎太と話していると屋上の扉が開いた


「慎太、そろそろ病室戻るぞ」