「聖女様……大丈夫ですか」

 パッと目を覚ました時に、キリッとした表情が印象的な美男……が顔を覗き込むようにしてすぐ傍に居た。

「えっ、わっ、ゆっ、ゆめじゃなかった……だんちょう、すごい……わかがえってる」