そんな私の祝福の能力がとても気になるところで、私は気を失ってしまったらしい。

 らしいっていうか、私が祝福の能力を使いすぎてしまって色々と終わった安心感で気が抜けて……そのまま意識を失ってしまったからだ。

 唐突に気がついたのは、どこかの豪華な部屋だった。

「……ここは……」

「由真……気がつきました?」