その時頻繁に起こっていた魔族と妖怪の衝突をどうにかしようと、お祖父様と

話し合いを行なった。

その話し合いで、世の中にお祖父様よりも強いものがいると知らしめられてしまった。

大妖怪なのに、一番じゃない。

そんな事実が、俺や父に重くのしかかった。

時に父は、お祖父様から直々に年をかけられていて、お祖父様が亡くなったいまでも

プレッシャーで押し潰されそうになっている。

そんな父を見ているのが辛かった。