全く……いくらお祖父様でも穂夏との時間を奪うのは勘弁してもらいたい……。

すぐ戻ると言って穂夏と別れたのに、もう夕方になってしまっていた。

はぁ……早く穂夏に会いたい……。

そう思いながら家のドアを開けると、もう帰ったはずのジャックたちが慌てた様子で

走り回っていた。

「レオっ!遅かったなっ!」

「ルーカス、これは一体なんの騒ぎだ」

「あなた、聞いてないの?穂夏ちゃんが———」