どこからか、強いラベンダーの香りがして頭がぼーっとする。

これ……だめ……かも……。

倒れる寸前で誰かに抱き抱えられたのを感じて、そのまま意識を失った。



「お待たせしました、ドレスの用意が————あれ?穂夏さま?」