She Lover

サラ…





誰かがオレの髪を触った。





あれ?

オレいつの間にか寝てたのか…。



気づくとオレは椅子に座っていて、ベッドに顔をうずめて寝ていた。




顔を上げると、心配そうにオレの顔を覗き込む小真里がいた。






一瞬小真里がフッと笑った。




「よかった。小真…」





小真里が優しく笑ってくれたことで忘れてた。







小真里がオレの事を嫌ってるってこと…。