クリスマスまでに君を


はゎぁ〜っと見惚れていると


「ご、ごめんね。笑って。
告白の返事だけど、羽白さんと付き合えません。ごめんなさい。」



ガビーン。 

分かってたけど、衝撃がとてつもねぇ。


「や、やっぱり告白の仕方……?」 

「ふっ。違うよ。
僕、誰とも付き合うつもりはないんだ。
でも、気持ちは嬉しいよ。勇気を出して言ってきてくれてありがとう。」


神様かっ!

こんな優しい人間いる……っ?


まあ、でも私はっ。


「諦めないよ!深冬くん!
私絶対好きになってもらうから!
覚悟しててね!」



クリスマスまでに絶対落とす!


そう勢い良く言ってその場を去った。






その後、告白のことを沙里に言って爆笑されたのは言うまでもなかった。