クリスマスまでに君を


「深冬くん!!見て見て!!
ライオン!!かっこよくない!?」

「なんかめっちゃ睨んでない?」

「気のせいだって!」





「わぁ!かわいいっ!レッサーパンダだよ!
癒されるぅ!
深冬くんは何の動物が好き?」

「パンダとか。」


「あっーー!パンダかわいいよね!私も好き!!深冬くんの方が好きだけど!」


しれっとアピールしながら。




「ブハッ!
このコアラ、愛冬に似てるし。」


そして、しれっと名前で呼んでくれてたり。


ていうか、それ褒めてるの!貶してんの!?


「どこがぁ!それ褒め言葉として受け取っていいの!?」

「うん。褒め言葉として受け取っていいよ。

かわいいし。

……………間抜けっぽい顔してるし。」


「一言余計ぃ!!」



それからも少し動物を見て、あっという間にお昼の時間。



「もうそろそろお昼の時間だね!」

「うん。愛冬何食べたい?」

「深冬くんが好きな食べ物は!?」

「………………オムライス。」


くぅ!
可愛い!

「…………深冬くん。

かっこいいし、可愛いし最高じゃありませんか?
いいね、いいね食べようオムライス。」


「次可愛いって言ったらみんなの前でキスするから。」



へっ!?


慌てて口を守ると

意地悪な顔して笑われた。


「バカ。顔真っ赤。
じゃあ、食べ行くか。ご飯。」

「う、うん!」