ただ時計の音だけが響き
時々シズクのすすり泣く声だけが聞こえた


「ここにいても何も変わらない。
今日はもう部屋に戻らないか?みんなも落ち着きたいだろうし。」


最初に声をあげたのはコウタだった
コウタはいつも僕たち5人を引っ張ってくれる

そんなリーダーが震えながら声をあげたんだ



「僕も、それがいいと思う。
また明日、みんなで会おう。」



そして僕たちは各自、部屋へと戻った。


全部屋に鍵が付いており簡単に開けることは出来ない
だからプレイヤーは安心して眠ることができる



「…疲れた。今日はもう寝よう。」


そう言って僕は眠りについた