目を覚ますと僕は見たことのない部屋にいた

あるのはベッド、机、椅子、クローゼットなど普通のものばかり


…〈これ〉を除いてはだけど

「これは…銃、か…?」

少し部屋を調べたあと外に出ようと思いドアを開けた


「最後は、あなたでしたか…」


そこにいたのは知ってる人ばかり

「お前ら…なんでこんなところ…」


僕の言葉を遮るようにスピーカーから声が聞こえた


「あーあー聞こえてますかね?
全員揃ったのでゲームのルールを説明させて頂きまーす!よーく聞いてくださいねー!」


それはまるで子どもが喋っているような軽く高い声だった。


「ゲーム…?」