そして.................................
「ねるがいないから、
やっぱ、学校は楽しくねーわ」
私の目を、しっかり見ながら、
そう、正直に言ってくれたちーくん。
ちーくんのその言葉は、
なんだか、凄く暖かく感じて。
「......っ、ちーくん、私もね、
ちーくんに会えない学校は楽しくないっ、」
そう言ってから、
ちーくんの胸元に顔をうずめると。
「ねる。ぎゅってしよっか」
ちーくんはそう言って、
いつものように私を抱きしめてくれた。
毎日のように、
学校が終わって来てくれるちーくんも。
ちーくんの暖かい体温も。
私は...........................
──────全部好き。
なんて言える訳がないけど、
この時間が何よりも特別...............なのっ。