「......っ、ちーくん、早く、来て......っ、」



やっぱり学校に行けないのはキツくて。



寂しさのあまり、不意に声が漏れてしまう。



「............っ、ぅ、会いたい.........っ、」



昔からのことだけど。



1人ぼっちで部屋にいるのは、寂しいっ。



普通にそう感じてしまう、女の子だから。



ぎゅっと、
モコモコのパジャマの裾を握ったとき。



----------------コンコン



と、私の部屋の扉をノックする音が聞こえて。



その直後.................................



「ねる?入っていい?」



私が待ちわびていた優しい声が聞こえてきた。