たぶんこの現象が現れはじめたのは去年の冬からだ。 俺には相棒と呼べる存在がいた。 「なぁ晴翔。俺と一緒に素敵な警察官にならないか?」 あまりにも唐突だった。 それは大学3年生の時、あんまり話したことのない大学のゼミの友達から持ちかけられた話。