メロンパン 〜幸せの味〜

30分後__。


「ハァハァまって、ギブアップ....」


軽やかに走るあいつと対照的に、俺は限界を迎えていた。


万年運動不足な俺が思いっきり走れるわけがない。



やっぱり誘いに乗るんじゃなかった...



そう思った瞬間、頬に冷たいものがあたった。


「はい!疲れたでしょ?だからスポーツドリンク買ってきた。一緒に飲もうよ」