九月十五日
結果から書こう。姉というのは俗語のようなもので『頼れる人』という意味合いがあるらしい。だが、知らないと言って笑われる筋合いは無い。少し腹立たしくなったがこれも私の勉強不足から来るものだろうと判断して少し不貞腐れるだけにした。
里美は笑いがようやく納まった所で、「で、実際何にも無いワケ?」そう言われた瞬間に嫌な汗が滲んだ。このギャップは反則だ。つい返事をする際にかんでしまった上に、強情に何でも無いの一点張りを突き通した。里美に、そろそろ話すべきなのだろうか。
そういえば、今日は早瀬君と話さなかった。学園祭の準備が大詰めということもあるのがろうが、それ以前に、私と早瀬君との間に大きな壁が出来てしまった。そんな感覚だ。
結果から書こう。姉というのは俗語のようなもので『頼れる人』という意味合いがあるらしい。だが、知らないと言って笑われる筋合いは無い。少し腹立たしくなったがこれも私の勉強不足から来るものだろうと判断して少し不貞腐れるだけにした。
里美は笑いがようやく納まった所で、「で、実際何にも無いワケ?」そう言われた瞬間に嫌な汗が滲んだ。このギャップは反則だ。つい返事をする際にかんでしまった上に、強情に何でも無いの一点張りを突き通した。里美に、そろそろ話すべきなのだろうか。
そういえば、今日は早瀬君と話さなかった。学園祭の準備が大詰めということもあるのがろうが、それ以前に、私と早瀬君との間に大きな壁が出来てしまった。そんな感覚だ。

