先ほどまでずっと感じていたモヤモヤが消えていく。逆に嬉しさが込み上げ、目の前がぼやけていった。大切な言葉をこんな形で伝えるのは、愛情表現が苦手な快斗らしい。

桃華はテーブルの上にバラの花束を置く。そして、快斗に抱き付いて言った。

「はい。これからもよろしくお願いします。ずっと一緒にいようね」






九本のバラの花言葉 「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてほしい」

百八本のバラの花言葉 「結婚してください」




完結