「まるで、神隠しにでもあったかのようなんです」
「…神隠しか…」
それは恐ろしいな。
「ルイーシュみたいに…異空間に逃げた、とか?」
「断絶空間ならともかく、異空間に移動したくらいなら、『痕跡』は辿れます」
ごめん。俺エリュティアの探索魔法を見くびってたわ。
異空間に逃げるくらいじゃ、エリュティアの追跡は免れない。
つまり犯人は、異空間どころじゃない辺鄙な場所に、シュニィを連れて行ったってことだな。
それじゃあ、令月とすぐりでさえ見つけられないな。
さすがにあの二人も、異空間や断絶空間を探しに行くことは出来ない。
俺達でさえ無理なのに。
「そんな…。シュニィちゃん…一体何処に…」
「…」
一同、しばし無言。
怖いから、アトラスの方は見ないように努めた。
「…こうなったら、相手の出方を伺うしかないかもしれませんね」
そして、この中で一番度胸のある…と言うか。
万が一失言してアトラスにぶっ飛ばされても、不死身なので大丈夫と高を括っているらしいナジュが、そう言った。
相手の出方を伺う…。
「シュニィさんを人質に身代金を要求するなり、何らかの交換条件を提示するなり…何かしら動きはあるでしょう」
…そうだったら良いんだが。
金や交換条件ではなく、万が一、シュニィの命そのものが目的だったら…。
相手の出方を伺う、なんて悠長なことやってる暇はない。
一刻を争うのだ。大人しくなんてしていられない。
「…僕は引き続き、探索魔法でシュニィ隊長の居場所を探してみます」
と、エリュティアが言った。
そうだな。そうしてくれると助かる。
疲れてると思うが、もう少し踏ん張って欲しい。
…で、俺達は…。
「…こうなったら、闇雲でも良いから、探せる場所は全部探すべきだな」
とにかく、じっとしている暇はない。
手当り次第、虱潰しに探していくしかない。
「そうだね…。やれるだけのことはやろう」
「俺はもう一度、目撃情報がないか聞き込みをしよう」
「無駄かもしれませんが、隊舎の近隣住民の心を読んで、何か知ってないか探ってきましょう」
シルナ、無闇、ナジュが順番に言った。
読心魔法で探すのは良いが、くれぐれも無理はするなよ。
「…神隠しか…」
それは恐ろしいな。
「ルイーシュみたいに…異空間に逃げた、とか?」
「断絶空間ならともかく、異空間に移動したくらいなら、『痕跡』は辿れます」
ごめん。俺エリュティアの探索魔法を見くびってたわ。
異空間に逃げるくらいじゃ、エリュティアの追跡は免れない。
つまり犯人は、異空間どころじゃない辺鄙な場所に、シュニィを連れて行ったってことだな。
それじゃあ、令月とすぐりでさえ見つけられないな。
さすがにあの二人も、異空間や断絶空間を探しに行くことは出来ない。
俺達でさえ無理なのに。
「そんな…。シュニィちゃん…一体何処に…」
「…」
一同、しばし無言。
怖いから、アトラスの方は見ないように努めた。
「…こうなったら、相手の出方を伺うしかないかもしれませんね」
そして、この中で一番度胸のある…と言うか。
万が一失言してアトラスにぶっ飛ばされても、不死身なので大丈夫と高を括っているらしいナジュが、そう言った。
相手の出方を伺う…。
「シュニィさんを人質に身代金を要求するなり、何らかの交換条件を提示するなり…何かしら動きはあるでしょう」
…そうだったら良いんだが。
金や交換条件ではなく、万が一、シュニィの命そのものが目的だったら…。
相手の出方を伺う、なんて悠長なことやってる暇はない。
一刻を争うのだ。大人しくなんてしていられない。
「…僕は引き続き、探索魔法でシュニィ隊長の居場所を探してみます」
と、エリュティアが言った。
そうだな。そうしてくれると助かる。
疲れてると思うが、もう少し踏ん張って欲しい。
…で、俺達は…。
「…こうなったら、闇雲でも良いから、探せる場所は全部探すべきだな」
とにかく、じっとしている暇はない。
手当り次第、虱潰しに探していくしかない。
「そうだね…。やれるだけのことはやろう」
「俺はもう一度、目撃情報がないか聞き込みをしよう」
「無駄かもしれませんが、隊舎の近隣住民の心を読んで、何か知ってないか探ってきましょう」
シルナ、無闇、ナジュが順番に言った。
読心魔法で探すのは良いが、くれぐれも無理はするなよ。


