ここからあとがきです。宜しくお願いします。

神殺しのクロノスタシスⅤ、後編、終了です。

後編っつーか、ほぼⅥだな。

当初の予定では、前編の方をクロノスタシスⅤとして普通に投稿する予定だったんですが。

どうも話のキリが悪くて、前編後編に分けてみたんですが…。

あまり意味がなかったような気がするぞ。

何だかんだ、まだ話のキリ悪いですしね。

え?じゃあ何でキリの良いところまで書かないのかって?

そんなことしたら、あなた…。前・中・後編の三部作になってしまうじゃないですか。

今、それもアリかもしれないと思ってしまった自分がいる。

まぁ、そういう細かいところは未来の自分に任せますよ。

とにかく今の私、何も考えずに一心不乱に書きたいこと書いてるだけなんで。

その後のことは何も考えてないんです。本能で執筆するな。

そもそも本当はですね、クロノスタシスを書く予定はなかったんです。

あれは確か、お正月にエロマフィア第7段を投稿した直後のこと。

次は新作のオリジナル作品を書く予定で、話の案を色々考えたりまとめたりしてたんですけど。

そのとき頭の中に、こう…シルナが現れたんですよね。

ルレイアの、「ちょっと通りますよー」みたいなノリで。

シルナがチョコケーキ持って、「一緒に食べない?」みたいなノリで話しかけてきてんですよ。

あんな美味しそうなチョコケーキを持ってこられたら、そりゃあクロノスタシス書かずにはいられないでしょう?

…と、いうのはまぁ比喩でして。

要するに、クロノスタシスのネタが思いついたから、ネタが新鮮なうちに書いてしまおうと思った訳ですね。

そこで出てきたのが、マシュリなんですが…。

今回のクロノスタシスⅤ後編は、ほぼマシュリの話です。

ちなみに私、一心不乱でただ書きまくっていたから、全く確認してないんですけど。

今、これ何ページなんですかね。

…うん。意外と短いじゃん、ってことにしよう。

多分300ページくらいだろう。体感それくらいだから、きっとそう。

さて、それじゃあ前置きがだいぶ長くなってきましたが。

そろそろ、登場人物の紹介をしようかな。

登場人物の紹介って言っても…もう紹介することが何もないんで。

今作から登場した新キャラ、皆大好き猫ちゃんのマシュリだけ解説しますね。

えー、じゃあマシュリの解説…って言っても。

猫です。灰色の猫です。可愛いだろ?

実は、人間とケルベロスのキメラです。

更に更に、神竜バハムートとかいう、中二病全開な設定もある。

当初は人間とケルベロスのキメラというところまでで、神竜の血を引いているという設定は後付けで考えました。

と言っても、ストーリー中盤くらいで既に決めてましたけど。

何で竜なのかって?

…なんか格好良くないですか?竜…。

クロノスタシスシリーズは、中二病全開のファンタジーとして書いてるんで、設定もりもりにしても良いかなーって思って。

ついでに言うと、最初にマシュリが人間と魔物のキメラである、という設定を決めるとき。

結構悩んだんですよ。三日くらい。

何のキメラにしようかなって。

候補は色々あったんです。

ケルベロスを始めとして、グリフォンとかヒュドラとか、ユニコーンとかマーナガルムとか。

ウロボロスとか、オルトロスもあったな…。

確か、一番最初の設定ではマーナガルムと人間のキメラだったような。

とにかく、いかにも格好良い伝説の生き物の名前をいくつも挙げて、あれでもないこれでもないと、ひたすら悩んでいた記憶があります。

マシュリが猫の姿に『変化』出来るという設定が先に決まってたので、やっぱり猫っぽい伝説の生き物にするべきかなと思って。

あれこれ悩んで、色々考えて、考え過ぎて段々頭が回らなくなってきたんで。

結局、ケルベロスに決まりました。

しかし、何でケルベロスにしたんだろうな…?

イラストを検索したとき、多分一番異形っぽいのがケルベロスだったんだと思う。

で、何でケルベロスなのに、犬じゃなくて猫に『変化』するのかという当然の質問に答えておきますね。

桜崎が猫派だからです。それ以外の理由はありません。

可愛くないですか?猫。

ウサギとハリネズミの次に好きですよ。猫。

ちなみに、マシュリは猫の姿のとき、「いろりちゃん」という名前をつけられていますが。

このいろりという名前、実は結構悩みました。

マシュリ・カティアという本名は、全然悩まなかったんですけどね。

最初はいろりちゃんじゃなくて、「ろまん」ちゃんでした。

大正浪漫とか、浪漫●行とかの「ろまん」です。

ですが、字面的に「いろり」の方が可愛いかなと思って。

結果、いろりちゃんになりました。

結構可愛いと思ってる。

桜崎は猫、飼ってないんですけど。

もし猫を飼うことがあったら、いろりちゃんって名前つけようかな。

さて、そんないろり…ならぬ、マシュリ。

可愛い名前に似合わず、非常にヘビーな経歴をお持ちです。

マシュリに限らず、クロノスタシスの登場人物は大体そうだけどな。

それを差し引いても、マシュリは重い。と思う。

生まれてからずっと、冥界でバケモノ扱いされて、追い出されるようにして現世にやって来て。

そこでもやっぱり居場所がなくて、宛もなく放浪し続けて。

ようやく出会った自分の恋人、初めて出来た自分の理解者…スクルトちゃんのことですが。

そのスクルトちゃんですら、自分の手で殺してしまったという。

これは酷い。泣きますよ。

クロノスタシスⅤ前編で、マシュリの対になるように登場したルディシアと比べたら、めちゃくちゃ重いですね。

しかしルディシアはあれだな。…消えたな。存在感が。

理由を一言で説明すると、何で登場させたのか自分でも疑問に思うほど、あの人は書きにくいからです。

決闘の代表団に入れるかどうかも悩むくらい、ルディシアは書きにくい。

ルディシアも一人称が「僕」で、マシュリと被るという理由で。

今作では、ルディシアの一人称は「俺」に統一されています。

まぁルディシアは、あれだよ。

珠蓮君みたいに、たまーにちょろっと出てくる枠にしよう。

レギュラーメンバーにはなれない。ごめんな。