皆して、俺を謀っているんじゃないかと思った。
しかし、この場にいる三人は、揃って不思議そうに首を傾げていて。
とてもじゃないが、冗談を言って俺を困らせようとしているようには見えなかった。
つまり、本気なのだ。
本気で、シュニィがイーニシュフェルト魔導学院の学院長だと思ってる。
「ど、どういうことだよ?いつから…!?」
もしかして、臨時の学院長ってことか?
「本来の」学院長が留守にしている間、代理としてシュニィが学院長の代わりを務めてくれているという…。
「いつからって…ずっと昔からですよ。私が学院を卒業してすぐ、学院長に就任したんじゃないですか」
と、シュニィが答えた。
…!?
「ラミッドフルス魔導学院に勤めていた私を、イーニシュフェルト魔導学院に引き抜きしたのもあなたでしたね」
更に、イレースがシュニィに向かってそう言った。
イレースが、イーニシュフェルト魔導学院に引き抜きされた?
そんなはずがない。
そりゃあイレースは昔、ラミッドフルス魔導学院で鬼教官と呼ばれていた。
その後、今こうして彼女がイーニシュフェルト魔導学院に来たのは、シュニィの引き抜きではなく…。
「えぇ。ラミッドフルス魔導学院に、とても優秀な教師がいらっしゃると聞いて…。是非、力を貸して欲しいと思ったんです。私一人では、頼りない学院長でしたから…」
と、シュニィは照れ臭そうに答えた。
ちょっと良い話みたいになってるけど、それ事実と反してないか?
「その後だったよね。僕を学院の養護教員にスカウトしてくれたのは」
天音まで、シュニィに向かってそう言った。
「はい。あれは本当に偶然でしたね」
天音がイーニシュフェルト魔導学院に来た経緯は…正直、あまり思い出したいものではない。
だってあのとき天音は、今みたいに穏やかじゃなくて…。
大切な人をたくさん殺されて、復讐に燃えていたから…。
…しかし。
「旅の途中で、偶然学院の近くを通り掛かったら、生徒の一人が怪我をしていて…成り行きで治療したら、いきなり学院で保健室の先生になりませんか、って誘われたんだもん。あれはびっくりしたよ」
…は?
…俺もびっくりしたんだけど?
何それ?そんなことあったか?
「あれは…強引な真似をして、申し訳なかったです」
シュニィは苦笑いで答えた。
「ですが、あなたの回復魔法の腕を見て、逃す手はないと思ったもので」
「良いんだよ。お陰でイーニシュフェルト魔導学院に来て、たくさんの生徒に知り合って…。親友にも出会うことが出来たんだから」
と、天音は微笑んだ。
な、なんか…色々と、俺の記憶と違っているのだが。
これは、一体どういうことだ…?
しかし、この場にいる三人は、揃って不思議そうに首を傾げていて。
とてもじゃないが、冗談を言って俺を困らせようとしているようには見えなかった。
つまり、本気なのだ。
本気で、シュニィがイーニシュフェルト魔導学院の学院長だと思ってる。
「ど、どういうことだよ?いつから…!?」
もしかして、臨時の学院長ってことか?
「本来の」学院長が留守にしている間、代理としてシュニィが学院長の代わりを務めてくれているという…。
「いつからって…ずっと昔からですよ。私が学院を卒業してすぐ、学院長に就任したんじゃないですか」
と、シュニィが答えた。
…!?
「ラミッドフルス魔導学院に勤めていた私を、イーニシュフェルト魔導学院に引き抜きしたのもあなたでしたね」
更に、イレースがシュニィに向かってそう言った。
イレースが、イーニシュフェルト魔導学院に引き抜きされた?
そんなはずがない。
そりゃあイレースは昔、ラミッドフルス魔導学院で鬼教官と呼ばれていた。
その後、今こうして彼女がイーニシュフェルト魔導学院に来たのは、シュニィの引き抜きではなく…。
「えぇ。ラミッドフルス魔導学院に、とても優秀な教師がいらっしゃると聞いて…。是非、力を貸して欲しいと思ったんです。私一人では、頼りない学院長でしたから…」
と、シュニィは照れ臭そうに答えた。
ちょっと良い話みたいになってるけど、それ事実と反してないか?
「その後だったよね。僕を学院の養護教員にスカウトしてくれたのは」
天音まで、シュニィに向かってそう言った。
「はい。あれは本当に偶然でしたね」
天音がイーニシュフェルト魔導学院に来た経緯は…正直、あまり思い出したいものではない。
だってあのとき天音は、今みたいに穏やかじゃなくて…。
大切な人をたくさん殺されて、復讐に燃えていたから…。
…しかし。
「旅の途中で、偶然学院の近くを通り掛かったら、生徒の一人が怪我をしていて…成り行きで治療したら、いきなり学院で保健室の先生になりませんか、って誘われたんだもん。あれはびっくりしたよ」
…は?
…俺もびっくりしたんだけど?
何それ?そんなことあったか?
「あれは…強引な真似をして、申し訳なかったです」
シュニィは苦笑いで答えた。
「ですが、あなたの回復魔法の腕を見て、逃す手はないと思ったもので」
「良いんだよ。お陰でイーニシュフェルト魔導学院に来て、たくさんの生徒に知り合って…。親友にも出会うことが出来たんだから」
と、天音は微笑んだ。
な、なんか…色々と、俺の記憶と違っているのだが。
これは、一体どういうことだ…?


