…さて、話を戻すとしよう。
目の前にいるルディシアは、アーリヤット皇国皇王、ナツキ様の直属軍。
『HOME』とかいう軍隊の一員だと判明した。
前述の通り、ナツキ様とフユリ様の関係は最悪に等しい。
ナツキ様の直属軍の軍人が、ルーデュニア聖王国を…イーニシュフェルト魔導学院を攻撃した。
このことが明るみに出たら、両国の関係は冷え切っているどころではない。
事と次第によっては、戦争が勃発しかねない事態だ。
「ルディシア君。君は…ナツキ様の命令を受けてここにいるの?」
「…」
ルディシアは、黙ってシルナの顔を見つめた。
「ナツキ様に命令されたの?…私達を殺せと?フユリ様の命も…」
もしそうなら、俺達も落ち着いてはいられない…。
…と、思ったが。
「…命令されたとは言えないな。あの人は、そんな直接的な言い方はしないよ」
ルディシアが答えた。
…何?
「俺は『HOME』に所属していたけど、別に皇王に忠誠を誓ってた訳じゃない。単なる暇潰しだと思ってたし」
皇王直属軍の軍人が、単なる暇潰しとは。
忠誠心が行方不明なんだが、ナツキ様はそれで良いのか?
「ただ、皇王から話を聞いただけだよ」
「話って?」
「ルーデュニア聖王国に、イーニシュフェルト魔導学院っていう大きな魔導学院があって、そこには国内指折りの魔導師がいるって」
シルナのことだな。
「その魔導師は、大昔イーニシュフェルトの里?ってところの出身で、凄い大魔法を使うことも出来るって話でさ」
やっぱりシルナのことだな。
「皇王がそんなに言うなら、自分の目で見てみようと思っただけだ」
「…それだけの為に?」
「俺は退屈なんだよ。それに、アーリヤット皇国国内は治安が良過ぎてつまらない」
よその国に行けば、好き勝手暴れられるだろうって?
皇王直属軍の軍人がこんな体たらくで、本当に大丈夫なのか。
目の前にいるルディシアは、アーリヤット皇国皇王、ナツキ様の直属軍。
『HOME』とかいう軍隊の一員だと判明した。
前述の通り、ナツキ様とフユリ様の関係は最悪に等しい。
ナツキ様の直属軍の軍人が、ルーデュニア聖王国を…イーニシュフェルト魔導学院を攻撃した。
このことが明るみに出たら、両国の関係は冷え切っているどころではない。
事と次第によっては、戦争が勃発しかねない事態だ。
「ルディシア君。君は…ナツキ様の命令を受けてここにいるの?」
「…」
ルディシアは、黙ってシルナの顔を見つめた。
「ナツキ様に命令されたの?…私達を殺せと?フユリ様の命も…」
もしそうなら、俺達も落ち着いてはいられない…。
…と、思ったが。
「…命令されたとは言えないな。あの人は、そんな直接的な言い方はしないよ」
ルディシアが答えた。
…何?
「俺は『HOME』に所属していたけど、別に皇王に忠誠を誓ってた訳じゃない。単なる暇潰しだと思ってたし」
皇王直属軍の軍人が、単なる暇潰しとは。
忠誠心が行方不明なんだが、ナツキ様はそれで良いのか?
「ただ、皇王から話を聞いただけだよ」
「話って?」
「ルーデュニア聖王国に、イーニシュフェルト魔導学院っていう大きな魔導学院があって、そこには国内指折りの魔導師がいるって」
シルナのことだな。
「その魔導師は、大昔イーニシュフェルトの里?ってところの出身で、凄い大魔法を使うことも出来るって話でさ」
やっぱりシルナのことだな。
「皇王がそんなに言うなら、自分の目で見てみようと思っただけだ」
「…それだけの為に?」
「俺は退屈なんだよ。それに、アーリヤット皇国国内は治安が良過ぎてつまらない」
よその国に行けば、好き勝手暴れられるだろうって?
皇王直属軍の軍人がこんな体たらくで、本当に大丈夫なのか。


