おいおい。
この女、イルネとマシュリを間違えてないか?
逆だよ、逆。
「おい、あんたの目は節穴か?マシュリの勝ちだろ」
そこで蹲って、戦意喪失してる方がイルネ。
さっき竜に『変化』して、見事改造オルトロスを打ち破ったのがマシュリだ。
それなのに。
「間違いありません。勝者、イルネ・メルクリアス」
頑なに首を振って、マミナはそう主張した。
「はぁ…!?何処からどう見たら、このマッドサイエンティストが勝ったことになるんだよ…!?」
どう見ても、負けたのはイルネの方だろ。
ナツキ様にいくら渡されたのか知らないが、さすがにこの状況でイルネの勝利を宣言するのは苦しいぞ。
「正しく言うと…マシュリ・カティアの反則負けです。よって、イルネ・メルクリアスの勝利となります」
マミナ・ミニアルは、手前勝手な理屈を並べ立て、イルネが勝利した理由を説明した。
マシュリの…反則負け?
マシュリが反則したから、自動的にイルネの勝利ってことか?
意味不明だ。何だよ、その言い分は。
「あー…成程、そう来ましたか…」
マミナの心を読んだらしいナジュが、苦い顔でそう呟いた。
おい、どういうことだよ。俺にも説明してくれ。
「マシュリが…いつ、何の反則をしたって言うんだ…?」
「決闘が始まる前に言ったはずです。観客席を巻き込むような危険行為は禁止である、と」
「…!」
…危険行為、だってよ。
「…どれが危険行為なんだよ?」
「先程の、イルネ・メルクリアスを燃やそうとした炎です」
嘘つけ。
あれはイルネを燃やそうとしたんじゃない。言いがかりをつけるな。
あくまでマシュリは、改造オルトロスだけを狙っていた。
それなのに…あの攻撃を危険行為認定して、反則負けだと主張するとは。
信じられない。こじつけに等しい。
「…」
ナツキ様をちらりと見ると、してやったり、みたいな顔をしていた。
むっ…か、つくわぁ…あの顔。
イレースじゃないけど、脳天に拳骨食らわせてやりたかった。
あいつ、初めからこうするつもりで…。
忖度パワーを遺憾なく発揮して、無理矢理アーリヤット皇国を勝たせる算段だった訳だな。
この女、イルネとマシュリを間違えてないか?
逆だよ、逆。
「おい、あんたの目は節穴か?マシュリの勝ちだろ」
そこで蹲って、戦意喪失してる方がイルネ。
さっき竜に『変化』して、見事改造オルトロスを打ち破ったのがマシュリだ。
それなのに。
「間違いありません。勝者、イルネ・メルクリアス」
頑なに首を振って、マミナはそう主張した。
「はぁ…!?何処からどう見たら、このマッドサイエンティストが勝ったことになるんだよ…!?」
どう見ても、負けたのはイルネの方だろ。
ナツキ様にいくら渡されたのか知らないが、さすがにこの状況でイルネの勝利を宣言するのは苦しいぞ。
「正しく言うと…マシュリ・カティアの反則負けです。よって、イルネ・メルクリアスの勝利となります」
マミナ・ミニアルは、手前勝手な理屈を並べ立て、イルネが勝利した理由を説明した。
マシュリの…反則負け?
マシュリが反則したから、自動的にイルネの勝利ってことか?
意味不明だ。何だよ、その言い分は。
「あー…成程、そう来ましたか…」
マミナの心を読んだらしいナジュが、苦い顔でそう呟いた。
おい、どういうことだよ。俺にも説明してくれ。
「マシュリが…いつ、何の反則をしたって言うんだ…?」
「決闘が始まる前に言ったはずです。観客席を巻き込むような危険行為は禁止である、と」
「…!」
…危険行為、だってよ。
「…どれが危険行為なんだよ?」
「先程の、イルネ・メルクリアスを燃やそうとした炎です」
嘘つけ。
あれはイルネを燃やそうとしたんじゃない。言いがかりをつけるな。
あくまでマシュリは、改造オルトロスだけを狙っていた。
それなのに…あの攻撃を危険行為認定して、反則負けだと主張するとは。
信じられない。こじつけに等しい。
「…」
ナツキ様をちらりと見ると、してやったり、みたいな顔をしていた。
むっ…か、つくわぁ…あの顔。
イレースじゃないけど、脳天に拳骨食らわせてやりたかった。
あいつ、初めからこうするつもりで…。
忖度パワーを遺憾なく発揮して、無理矢理アーリヤット皇国を勝たせる算段だった訳だな。


