まず、一番に止めるべきは。
僕は真っ先に、鋭い爪の光る前脚をイルネに向けた。
「ひっ…!嫌ぁぁ!」
爪で引き裂かれることに怯えたのだろう。
イルネは頭を抱えて、その場にしゃがみ込んだ。
しかし、僕はイルネを引き裂くつもりはなかった。
そんなことをしても、誰も、何も報われない。
憐れなオルトロスの仇を取るだけのことだ。
そうではなく、僕が狙ったのはイルネの手元のカード。
バハムートの爪で引き裂かれた4枚のカードが、ただの紙くずとなって、はらはらと地面に落ちた。
途端、テグスに吊られていた改造オルトロスが、事切れたように崩れ落ちた。
…やっぱり、あのカードで操られてたんだ。
カードを破くなり、改造オルトロスは力を失って倒れた。
「あっ、あっ…!カードが…!」
イルネは手を伸ばして、地面に落ちたカードを拾おうとした。
だけど、もう遅い。
二度と、そのカードに手は触れさせない。
改造オルトロス共々、神竜の炎で焼き尽くす。
僕は深呼吸をするように、強く息を吸い込んだ。
口から吐き出したのは空気ではなく、熱い炎だった。
万物を焼き尽くす、竜の炎。
その炎に、4枚のカードと共に、改造オルトロスも包まれた。
断末魔の叫びをあげ、改造オルトロスは竜の炎に巻かれた。
「ああっ…!」
イルネには、力なく手を伸ばすことしか出来なかった。
…これで良い。
何もかも全て焼き尽くして、全てを浄化する。
イルネとナツキ皇王を巻き込まなかったのは、羽久達の恩義に報いる為だ。
彼らが、イルネ達の死を望んでいないことは分かっていたから。
殺す必要はない。
ただ、憐れなオルトロスを救えれば良い。
神竜の炎に焼かれた改造オルトロスは、ボロボロの灰になって消えた。
イルネの武器代わりであった4枚のカードも、今や紙くず同然だった。
自称最高傑作を、完膚なきまでに叩きのめされ。
イルネは戦意喪失し、呆然として膝をついていた。
彼女に、これ以上戦う気がないのは明白だった。
…どうやら、勝負はついたようだ。
僕は真っ先に、鋭い爪の光る前脚をイルネに向けた。
「ひっ…!嫌ぁぁ!」
爪で引き裂かれることに怯えたのだろう。
イルネは頭を抱えて、その場にしゃがみ込んだ。
しかし、僕はイルネを引き裂くつもりはなかった。
そんなことをしても、誰も、何も報われない。
憐れなオルトロスの仇を取るだけのことだ。
そうではなく、僕が狙ったのはイルネの手元のカード。
バハムートの爪で引き裂かれた4枚のカードが、ただの紙くずとなって、はらはらと地面に落ちた。
途端、テグスに吊られていた改造オルトロスが、事切れたように崩れ落ちた。
…やっぱり、あのカードで操られてたんだ。
カードを破くなり、改造オルトロスは力を失って倒れた。
「あっ、あっ…!カードが…!」
イルネは手を伸ばして、地面に落ちたカードを拾おうとした。
だけど、もう遅い。
二度と、そのカードに手は触れさせない。
改造オルトロス共々、神竜の炎で焼き尽くす。
僕は深呼吸をするように、強く息を吸い込んだ。
口から吐き出したのは空気ではなく、熱い炎だった。
万物を焼き尽くす、竜の炎。
その炎に、4枚のカードと共に、改造オルトロスも包まれた。
断末魔の叫びをあげ、改造オルトロスは竜の炎に巻かれた。
「ああっ…!」
イルネには、力なく手を伸ばすことしか出来なかった。
…これで良い。
何もかも全て焼き尽くして、全てを浄化する。
イルネとナツキ皇王を巻き込まなかったのは、羽久達の恩義に報いる為だ。
彼らが、イルネ達の死を望んでいないことは分かっていたから。
殺す必要はない。
ただ、憐れなオルトロスを救えれば良い。
神竜の炎に焼かれた改造オルトロスは、ボロボロの灰になって消えた。
イルネの武器代わりであった4枚のカードも、今や紙くず同然だった。
自称最高傑作を、完膚なきまでに叩きのめされ。
イルネは戦意喪失し、呆然として膝をついていた。
彼女に、これ以上戦う気がないのは明白だった。
…どうやら、勝負はついたようだ。


