ナツキ様が皇王になってから、彼はそれまで繋がりの薄かった諸外国と、積極的に国交を広めた。
その甲斐もあって、現在アーリヤット皇国は様々な国と友好関係にある。
が、ルーデュニア聖王国だけは例外だ。
早い話ナツキ様は、別の国と仲良くする代わりに、ルーデュニア聖王国と手を切ったのである。
これまで仲が良かったはずの両国の関係は、あっという間に冷え込んだ。
フユリ様が正式に、ルーデュニア聖王国の女王に就任したときだって。
就任式典の会場に、ナツキ様の姿はなかった。
席は用意したのだ。だが、ナツキ様は来なかった。
まるで妹への当てつけのように。
それどころか、ナツキ様は時間をかけてルーデュニア聖王国のネガティブキャンペーンを実施。
その成果(?)が功を奏し、ナツキ様のみならず、アーリヤット皇国の国民達までもがルーデュニア聖王国を毛嫌いする始末になった。
国交は最小限に留められ、王室同士は口も利かない関係になった。
フユリ様はこのような事態に対して、何の対策も取らなかった訳ではない。
何とかアーリヤット皇国との関係を取り持とうと…兄との関係を取り持とうと…必死に友好関係の回復を呼びかけようとした。
しかし、ナツキ様にそんな気は全くなく。
いくらフユリ様が呼びかけようと、徹底的に無視を決め込んだ。
結果出来上がったのが、今の両国の関係だ。
次第にルーデュニア聖王国の民も、アーリヤット皇国を毛嫌いするようになり。
あれほど仲の良かった両国は、互いに互いを睨み合う関係になった。
「それが、国を巻き込んだ兄妹喧嘩の結末か…」
「国民はとばっちりだねー。巻き込まれる方の身にもなってみれば良いのに」
…本当にな。
俺もそう思うけど、でも国のトップに立つ者同士。
お互いに譲れないものがあるんだろう。
もし、この兄妹の関係が違っていたら。
きっと今の両国の関係も、大きく変わっていただろうに。
そんなifを想像しても仕方ないが、つい考えずにはいられない。
その甲斐もあって、現在アーリヤット皇国は様々な国と友好関係にある。
が、ルーデュニア聖王国だけは例外だ。
早い話ナツキ様は、別の国と仲良くする代わりに、ルーデュニア聖王国と手を切ったのである。
これまで仲が良かったはずの両国の関係は、あっという間に冷え込んだ。
フユリ様が正式に、ルーデュニア聖王国の女王に就任したときだって。
就任式典の会場に、ナツキ様の姿はなかった。
席は用意したのだ。だが、ナツキ様は来なかった。
まるで妹への当てつけのように。
それどころか、ナツキ様は時間をかけてルーデュニア聖王国のネガティブキャンペーンを実施。
その成果(?)が功を奏し、ナツキ様のみならず、アーリヤット皇国の国民達までもがルーデュニア聖王国を毛嫌いする始末になった。
国交は最小限に留められ、王室同士は口も利かない関係になった。
フユリ様はこのような事態に対して、何の対策も取らなかった訳ではない。
何とかアーリヤット皇国との関係を取り持とうと…兄との関係を取り持とうと…必死に友好関係の回復を呼びかけようとした。
しかし、ナツキ様にそんな気は全くなく。
いくらフユリ様が呼びかけようと、徹底的に無視を決め込んだ。
結果出来上がったのが、今の両国の関係だ。
次第にルーデュニア聖王国の民も、アーリヤット皇国を毛嫌いするようになり。
あれほど仲の良かった両国は、互いに互いを睨み合う関係になった。
「それが、国を巻き込んだ兄妹喧嘩の結末か…」
「国民はとばっちりだねー。巻き込まれる方の身にもなってみれば良いのに」
…本当にな。
俺もそう思うけど、でも国のトップに立つ者同士。
お互いに譲れないものがあるんだろう。
もし、この兄妹の関係が違っていたら。
きっと今の両国の関係も、大きく変わっていただろうに。
そんなifを想像しても仕方ないが、つい考えずにはいられない。


