凄いでしょ、じゃないんだけど。
確かに…色んな意味で凄いけど、俺達が言いたいのはそういうことじゃない。
「…何なんだ、それ」
マシュリは露骨に顔をしかめ、口元を手で覆って尋ねた。
俺も聞きたかった。
俺達でさえ、鼻が曲がりそうなほど強烈な匂いを感じているのだ。
嗅覚に優れたマシュリにとっては、地獄に違いない。
…いや、それとも、それが目的なのか?
「鼻の良いあなたには、効果覿面かと思って」
満面笑みで、にこりと笑って答えるイルネ。
…やっぱり。
マシュリの武器の一つである、優れた嗅覚を潰す為に。
酷いことを考えやがる。
しかし、マシュリは。
「そういうことを言ってるんじゃない…。それは何なのかって聞いてるんだ」
マシュリの言う「それ」が何を指すのか、聞くまでもなかった。
その…マリオネットのように、テグスに吊り下げれた生き物の死体…。
いや、あれは死体なのか?
時折、痙攣するかのようにピクピクと震えている。
「素敵でしょ?…私の最高傑作」
イルネは、恍惚とした表情でバケモノマリオネットを見つめた。
これが最高傑作?
こんな気持ち悪いものを見て、そんな顔が出来るなんて。
どうやら、こいつもかなりイカれてるらしいな。
バニシンと言い、『HOME』にはこんな奴らしかいないのか。
類は友を呼ぶって奴なのか?
「これが何なのか、あなたなら当てることが出来るんじゃない?」
「…」
挑戦的な笑みを向けられ、マシュリはしばし、そのバケモノマリオネットを見つめ。
そして。
「それは…。…オルトロス、なのか」
マシュリは、ポツリとそう呟いた。
オルトロス…?って。
じゃあ、もしかして…あのバケモノマリオネットは。
「正解。よく分かったね」
イルネはパチパチと手を叩いて微笑んでいた。
…何で笑ってるんだ。
まるで、クリスマスプレゼントの中身を教えられた子供のように。
「シルナ…。オルトロスって…魔物の一つだよな?」
俺は、横にいたシルナに尋ねた。
聞いたことがある。オルトロスとは、冥界に住む魔物の一種族のはずだ。
「うん…。マシュリ君と同じケルベロスや…ペガサスやユニコーンとかと同じ、冥界に住む魔物だよ」
「…やっぱり…」
マシュリにとっては、親戚にも近い種族のはずだ。
何でこんなところに、冥界に住む生き物が。
確かに…色んな意味で凄いけど、俺達が言いたいのはそういうことじゃない。
「…何なんだ、それ」
マシュリは露骨に顔をしかめ、口元を手で覆って尋ねた。
俺も聞きたかった。
俺達でさえ、鼻が曲がりそうなほど強烈な匂いを感じているのだ。
嗅覚に優れたマシュリにとっては、地獄に違いない。
…いや、それとも、それが目的なのか?
「鼻の良いあなたには、効果覿面かと思って」
満面笑みで、にこりと笑って答えるイルネ。
…やっぱり。
マシュリの武器の一つである、優れた嗅覚を潰す為に。
酷いことを考えやがる。
しかし、マシュリは。
「そういうことを言ってるんじゃない…。それは何なのかって聞いてるんだ」
マシュリの言う「それ」が何を指すのか、聞くまでもなかった。
その…マリオネットのように、テグスに吊り下げれた生き物の死体…。
いや、あれは死体なのか?
時折、痙攣するかのようにピクピクと震えている。
「素敵でしょ?…私の最高傑作」
イルネは、恍惚とした表情でバケモノマリオネットを見つめた。
これが最高傑作?
こんな気持ち悪いものを見て、そんな顔が出来るなんて。
どうやら、こいつもかなりイカれてるらしいな。
バニシンと言い、『HOME』にはこんな奴らしかいないのか。
類は友を呼ぶって奴なのか?
「これが何なのか、あなたなら当てることが出来るんじゃない?」
「…」
挑戦的な笑みを向けられ、マシュリはしばし、そのバケモノマリオネットを見つめ。
そして。
「それは…。…オルトロス、なのか」
マシュリは、ポツリとそう呟いた。
オルトロス…?って。
じゃあ、もしかして…あのバケモノマリオネットは。
「正解。よく分かったね」
イルネはパチパチと手を叩いて微笑んでいた。
…何で笑ってるんだ。
まるで、クリスマスプレゼントの中身を教えられた子供のように。
「シルナ…。オルトロスって…魔物の一つだよな?」
俺は、横にいたシルナに尋ねた。
聞いたことがある。オルトロスとは、冥界に住む魔物の一種族のはずだ。
「うん…。マシュリ君と同じケルベロスや…ペガサスやユニコーンとかと同じ、冥界に住む魔物だよ」
「…やっぱり…」
マシュリにとっては、親戚にも近い種族のはずだ。
何でこんなところに、冥界に住む生き物が。


