そして、そんなバニシンに対するは。
「ルーデュニア聖王国代表、ベリクリーデ・イシュテア。前へ」
「…ベリーシュだけどな」
ジュリスが、俺達に聞こえないようにポツリと呟いていた。
星辰剣を両手に持ち、確かな足取りで入場するベリクリーデを。
バニシンとかいうバーサーカーは、にやにやしながら待っていた。
あいつの、あのムカつく顔。
鴨が葱を背負って来た、とでも思ってそうだ。
畜生…舐め腐りやがって。
…しかし、そう思われても無理はない。
「まるで、子供と大人ですね」
「いやぁ…。見た目だけなら、マンモスとアリンコくらいの差がありそうですけど」
二人の決闘者が入場する様を見て、イレースとナジュがそう言った。
…マンモスとアリンコか…。
悔しいけど、言い返せない。
ベリクリーデも、元々細身な体格ではあるが。
それでも、女性の中では小柄とは言えない身長してるんだけどな。
少なくとも、クュルナよりは身長高いし…。何なら、イレースよりちょっと背高くないか?
それなのに、こうして対戦相手のバニシンと並んで見せると、正しく大人と子供。
ベリクリーデが小さいんじゃない。バニシンがデカ過ぎるのだ。
この凄まじい体格差。当然、決闘にも影響があるはずだ。
…しかし。
「大丈夫だよ。身長差で勝負する訳じゃないんだから」
シルナは、俺を落ち着かせるようにそう言った。
「そりゃそうだけど…」
「ベリクリーデちゃんの身のこなしなら、体格差はさして問題にはならないはずだよ」
「…そうであることを祈るよ」
デブは動きが遅い。と、相場が決まっているからな。
ベリクリーデの方が俊敏に動けて、むしろ有利かもしれない。
…いや、バニシンは決してデブなんじゃなくて、筋骨隆々なだけなんだが。
「決闘を始める前に、最後の確認事項の説明をします」
と、マミナ・ミニアルが言った。
「おいおい。いつまでお預けさせる気だ?早く始めろよ」
待ちくたびれたバニシンは、イライラと貧乏揺すりをしていた。
ヤバいって。これ以上あいつを怒らせるなよ。
…で、確認事項って?
「決闘は、対戦相手を戦闘不能にすることで勝者を決めます」
…そういや、そうだったな。
戦闘不能…つまり、相手の生死は問わない。
相手の意識を奪って戦闘不能にしても良いし、相手を殺すことで戦闘不能にしても構わない。
俺としては、是非前者の方で決着をつけたいものだ。
「ルーデュニア聖王国代表、ベリクリーデ・イシュテア。前へ」
「…ベリーシュだけどな」
ジュリスが、俺達に聞こえないようにポツリと呟いていた。
星辰剣を両手に持ち、確かな足取りで入場するベリクリーデを。
バニシンとかいうバーサーカーは、にやにやしながら待っていた。
あいつの、あのムカつく顔。
鴨が葱を背負って来た、とでも思ってそうだ。
畜生…舐め腐りやがって。
…しかし、そう思われても無理はない。
「まるで、子供と大人ですね」
「いやぁ…。見た目だけなら、マンモスとアリンコくらいの差がありそうですけど」
二人の決闘者が入場する様を見て、イレースとナジュがそう言った。
…マンモスとアリンコか…。
悔しいけど、言い返せない。
ベリクリーデも、元々細身な体格ではあるが。
それでも、女性の中では小柄とは言えない身長してるんだけどな。
少なくとも、クュルナよりは身長高いし…。何なら、イレースよりちょっと背高くないか?
それなのに、こうして対戦相手のバニシンと並んで見せると、正しく大人と子供。
ベリクリーデが小さいんじゃない。バニシンがデカ過ぎるのだ。
この凄まじい体格差。当然、決闘にも影響があるはずだ。
…しかし。
「大丈夫だよ。身長差で勝負する訳じゃないんだから」
シルナは、俺を落ち着かせるようにそう言った。
「そりゃそうだけど…」
「ベリクリーデちゃんの身のこなしなら、体格差はさして問題にはならないはずだよ」
「…そうであることを祈るよ」
デブは動きが遅い。と、相場が決まっているからな。
ベリクリーデの方が俊敏に動けて、むしろ有利かもしれない。
…いや、バニシンは決してデブなんじゃなくて、筋骨隆々なだけなんだが。
「決闘を始める前に、最後の確認事項の説明をします」
と、マミナ・ミニアルが言った。
「おいおい。いつまでお預けさせる気だ?早く始めろよ」
待ちくたびれたバニシンは、イライラと貧乏揺すりをしていた。
ヤバいって。これ以上あいつを怒らせるなよ。
…で、確認事項って?
「決闘は、対戦相手を戦闘不能にすることで勝者を決めます」
…そういや、そうだったな。
戦闘不能…つまり、相手の生死は問わない。
相手の意識を奪って戦闘不能にしても良いし、相手を殺すことで戦闘不能にしても構わない。
俺としては、是非前者の方で決着をつけたいものだ。


