「…何なの?こいつら…」
ルディシアは怪訝そうな顔をして、令月とすぐりを胡散臭そうに見つめた。
まぁ、知らない人から見たら、そんな反応になるわな。
腰を抜かさなかっただけ、肝が据わっていると言える。
「大丈夫、敵じゃないから」
「味方でもなさそうだけど?」
「…味方なんだよ…これが」
「…?」
味方なら何で床下に潜むんだ、というルディシアの当然の疑問をスルーし。
話を進めるとしよう。
「何で来たんだ、お前ら」
「ジャマ王国の話が出たから、ここは僕達の出番かなって」
あぁ、そういうこと。
自分達の故郷の名前が出たから、黙って聞いていられなくなったのか。
「それにほら、今ルーデュニア聖王国とジャマ王国の関係が悪くなったのは、間接的に俺達のせいでもあるじゃん?」
と、すぐり。
「だから俺達にも関係あると思ってさー」
「…」
…この、馬鹿め。
子供の癖に、余計な気を回すんじゃない。
「お前らは無関係だよ」
「ふーん。でももうここまで聞いちゃったから、この後も聞くよ」
ふざけんな帰れ…と言いたいところだが。
今度は屋根裏に潜まれそうなので、もう諦めて、ここで一緒に話を聞いていけ。
「ジャマ王国と手を組むなんて選択肢が出てくるってことは、そのあーりやっと?っていう国は…」
「神聖アーリヤット皇国な」
「そう。その国は、ルーデュニア聖王国と仲が悪いの?」
令月の質問は非常に簡潔で、そして的を得た質問だった。
…そうなんだよ。悲しいことにな。
「仲は…良くはないな。むしろ、お互い対抗意識があると言うか…終始睨み合ってる関係だ」
「ふーん。じゃあ仲悪いんだ」
「…」
…まぁ、そうだな。
そんなはっきり言わないで欲しかったが…。
「アーリヤット皇国って何処にあるの?」
「ルーデュニア聖王国の向かい側だよ。海を挟んだ向こうにあるんだ」
「ふーん…。ジャマ王国と違って隣接した国でもないのに、何でそんなに仲悪いの?昔喧嘩でもした?」
すぐりがそう尋ねた。
…子供の質問って、無邪気で残酷だけどさ。
無理にオブラートに包んで話す必要がないから、むしろ楽なのかもしれないな。
「…喧嘩と言うか…仲違い、だね」
この話については、シルナが一番詳しい。
そのシルナが、簡潔にそう答えた。
「仲違い?」
「元々はね、両国は今みたいに、睨み合った関係じゃなかったんだ。友好国として仲良くやってきたんだけど…」
「なんかムカつくことでもされたの?国王同士が喧嘩したとか?」
…すぐり。
お前、ちょっと鋭過ぎないか?
その通り。
ルーデュニア聖王国と神聖アーリヤット皇国が、現在の関係に至った経緯。
その根底にあるのは…国を挟んだ兄弟喧嘩なのである。
ルディシアは怪訝そうな顔をして、令月とすぐりを胡散臭そうに見つめた。
まぁ、知らない人から見たら、そんな反応になるわな。
腰を抜かさなかっただけ、肝が据わっていると言える。
「大丈夫、敵じゃないから」
「味方でもなさそうだけど?」
「…味方なんだよ…これが」
「…?」
味方なら何で床下に潜むんだ、というルディシアの当然の疑問をスルーし。
話を進めるとしよう。
「何で来たんだ、お前ら」
「ジャマ王国の話が出たから、ここは僕達の出番かなって」
あぁ、そういうこと。
自分達の故郷の名前が出たから、黙って聞いていられなくなったのか。
「それにほら、今ルーデュニア聖王国とジャマ王国の関係が悪くなったのは、間接的に俺達のせいでもあるじゃん?」
と、すぐり。
「だから俺達にも関係あると思ってさー」
「…」
…この、馬鹿め。
子供の癖に、余計な気を回すんじゃない。
「お前らは無関係だよ」
「ふーん。でももうここまで聞いちゃったから、この後も聞くよ」
ふざけんな帰れ…と言いたいところだが。
今度は屋根裏に潜まれそうなので、もう諦めて、ここで一緒に話を聞いていけ。
「ジャマ王国と手を組むなんて選択肢が出てくるってことは、そのあーりやっと?っていう国は…」
「神聖アーリヤット皇国な」
「そう。その国は、ルーデュニア聖王国と仲が悪いの?」
令月の質問は非常に簡潔で、そして的を得た質問だった。
…そうなんだよ。悲しいことにな。
「仲は…良くはないな。むしろ、お互い対抗意識があると言うか…終始睨み合ってる関係だ」
「ふーん。じゃあ仲悪いんだ」
「…」
…まぁ、そうだな。
そんなはっきり言わないで欲しかったが…。
「アーリヤット皇国って何処にあるの?」
「ルーデュニア聖王国の向かい側だよ。海を挟んだ向こうにあるんだ」
「ふーん…。ジャマ王国と違って隣接した国でもないのに、何でそんなに仲悪いの?昔喧嘩でもした?」
すぐりがそう尋ねた。
…子供の質問って、無邪気で残酷だけどさ。
無理にオブラートに包んで話す必要がないから、むしろ楽なのかもしれないな。
「…喧嘩と言うか…仲違い、だね」
この話については、シルナが一番詳しい。
そのシルナが、簡潔にそう答えた。
「仲違い?」
「元々はね、両国は今みたいに、睨み合った関係じゃなかったんだ。友好国として仲良くやってきたんだけど…」
「なんかムカつくことでもされたの?国王同士が喧嘩したとか?」
…すぐり。
お前、ちょっと鋭過ぎないか?
その通り。
ルーデュニア聖王国と神聖アーリヤット皇国が、現在の関係に至った経緯。
その根底にあるのは…国を挟んだ兄弟喧嘩なのである。


