…しかし。
「ミーティングと言いましても…。…各々、最善を尽くす。それ以外にやるべきことがありますか?」
ミーティング開始後第一声に、ナジュがずばりとそう言った。
おい、やめろ。ミーティングの腰を折るな。
そりゃまぁそうなんだけど、もっと他に何かあるだろ。
「対戦相手のことが、少しでも分かってればな…」
「ぶっちゃけ、分かんないんですか?昔の仲間なんですよね?」
ルイーシュが、マシュリとルディシアの二人に向かって尋ねた。
容赦のない聞き方だな。
もう少し言葉を選んで…と思ったけど、遠回しに聞いてるような時間も余裕もないし。
「検討つかないんですか?多分こいつが対戦相手になるんじゃないか、って…」
「さぁ…。色んな奴がいたけど、興味なかったからな」
ルディシアは、どうでも良さそうに答えた。
…まぁ、ルディシアに情報提供を期待するのは無理がある。
興味関心がない相手のことを、ルディシアが覚えているはずがないからである。
しかし、すかさずそんなルディシアを睨み付ける者がいた。
「でも、何人かは知ってるでしょう。知ってることがあるなら言いなさい」
「うっ、イレースさん…」
イレースに鋭い眼光を向けられ、ルディシアは途端に落ち着きをなくし。
「え、えっと…。…そうだ、確か…周辺諸国を騒がせてた賞金首を、ナツキ皇王が『HOME』に召し抱えたって話を聞いたことがある」
記憶を辿って、しどろもどろになりながら、そのような情報を教えてくれた。
ほう。賞金首…?
「それは僕も聞いたことがある。貴族でも何でもない、盗賊上がりのならず者だったらしいけど」
マシュリも知っているらしい。
「賞金首のならず者…。ナツキ様は、そんな奴を『HOME』に召し抱えるのか…」
「懸賞金をチャラにする代わりに、『HOME』に入らせたんだよ。アーリヤット皇王はそういう人なんだ。ならず者だろうがネクロマンサーだろうが…半端者だろうが、自分の得になると思ったら、平気で手元に召し抱える」
…成程。説得力が半端じゃないな。
そいつに利用価値があるなら、盗賊かぶれでも構わないってか。
そして、利用価値がなくなったら…どんなに自分に貢献してくれた部下だろうと、平気で切り捨てるのだ。
「その野蛮な賞金首が、そんなに強いのか?」
周辺諸国を騒がせた賞金首…。いかにも強そうな肩書きだが。
力が強いだけの脳筋野郎なら、勝ち目あるんじゃね?
「さぁ…。でも噂によると、ナツキ皇王に反旗を翻した反政府組織を、一晩で壊滅させたとか…」
「…」
「アーリヤット皇国の領海に海賊船が忍び込んだとき、残らず沈めたって噂もあったね」
「…」
…そのならず者、ヤバくね?
アトラスと似たような雰囲気を感じる。
「ついたあだ名はバーサーカーだって」
まんまって感じだな。何の捻りもない。
対戦相手の事前情報を知って安心するはずが、逆に不安が増してきたんだが?
「ミーティングと言いましても…。…各々、最善を尽くす。それ以外にやるべきことがありますか?」
ミーティング開始後第一声に、ナジュがずばりとそう言った。
おい、やめろ。ミーティングの腰を折るな。
そりゃまぁそうなんだけど、もっと他に何かあるだろ。
「対戦相手のことが、少しでも分かってればな…」
「ぶっちゃけ、分かんないんですか?昔の仲間なんですよね?」
ルイーシュが、マシュリとルディシアの二人に向かって尋ねた。
容赦のない聞き方だな。
もう少し言葉を選んで…と思ったけど、遠回しに聞いてるような時間も余裕もないし。
「検討つかないんですか?多分こいつが対戦相手になるんじゃないか、って…」
「さぁ…。色んな奴がいたけど、興味なかったからな」
ルディシアは、どうでも良さそうに答えた。
…まぁ、ルディシアに情報提供を期待するのは無理がある。
興味関心がない相手のことを、ルディシアが覚えているはずがないからである。
しかし、すかさずそんなルディシアを睨み付ける者がいた。
「でも、何人かは知ってるでしょう。知ってることがあるなら言いなさい」
「うっ、イレースさん…」
イレースに鋭い眼光を向けられ、ルディシアは途端に落ち着きをなくし。
「え、えっと…。…そうだ、確か…周辺諸国を騒がせてた賞金首を、ナツキ皇王が『HOME』に召し抱えたって話を聞いたことがある」
記憶を辿って、しどろもどろになりながら、そのような情報を教えてくれた。
ほう。賞金首…?
「それは僕も聞いたことがある。貴族でも何でもない、盗賊上がりのならず者だったらしいけど」
マシュリも知っているらしい。
「賞金首のならず者…。ナツキ様は、そんな奴を『HOME』に召し抱えるのか…」
「懸賞金をチャラにする代わりに、『HOME』に入らせたんだよ。アーリヤット皇王はそういう人なんだ。ならず者だろうがネクロマンサーだろうが…半端者だろうが、自分の得になると思ったら、平気で手元に召し抱える」
…成程。説得力が半端じゃないな。
そいつに利用価値があるなら、盗賊かぶれでも構わないってか。
そして、利用価値がなくなったら…どんなに自分に貢献してくれた部下だろうと、平気で切り捨てるのだ。
「その野蛮な賞金首が、そんなに強いのか?」
周辺諸国を騒がせた賞金首…。いかにも強そうな肩書きだが。
力が強いだけの脳筋野郎なら、勝ち目あるんじゃね?
「さぁ…。でも噂によると、ナツキ皇王に反旗を翻した反政府組織を、一晩で壊滅させたとか…」
「…」
「アーリヤット皇国の領海に海賊船が忍び込んだとき、残らず沈めたって噂もあったね」
「…」
…そのならず者、ヤバくね?
アトラスと似たような雰囲気を感じる。
「ついたあだ名はバーサーカーだって」
まんまって感じだな。何の捻りもない。
対戦相手の事前情報を知って安心するはずが、逆に不安が増してきたんだが?


