マシュリがルディシアを探しに行っている間。
聖魔騎士団にも事情を話して、シルナが代表に選んだメンバーを連れてきてもらった。
吐月、キュレム、ルイーシュ、ベリクリーデ、ジュリスの五人である。
「…ごめんね、五人共。こんなことを頼んでしまって…」
まずは、シルナの謝罪から。
すると。
「全くですよ。決闘だって。何で俺がそんな面倒臭いことしなくちゃいけないんですか?腕相撲で決めれば?」
深々と溜め息をつき、不満そうな顔を全く隠す様子のないルイーシュである。
お前はいつも通りで、ブレない奴だな。
俺も腕相撲で決めれば良いと思うけど、ナツキ様が納得してくれないんだよ。
「あのな、ルイーシュ…。一応これでも、学院長は真剣に考えて選んでくれてるんだぞ?」
不満を隠さないルイーシュを、キュレムが睨んだ。
「選んでくれたって何ですか。面倒事背負わされて、ぶっちゃけ迷惑だなってキュレムさんも思ってる癖に」
「馬鹿野郎、それを言うんじゃねぇ。余計面倒臭くなるだろ!」
やっぱりキュレムも面倒臭いと思ってるんだな。
素直な奴ら。
「…本当、ごめんね…」
超申し訳無さそうに頭を下げるシルナ。
「…やめよう、仲間内で言い争うのは」
吐月が、そんなシルナとキュレム達の間に割って入った。
「責任を押しつけてる場合じゃない。それに、元はと言えばアーリヤット皇国が喧嘩を売ってきたのが原因なんだから。学院長に責任はないよ」
…冷静だな、吐月は。
シルナを庇ってやってくれてありがとう。
「それに、これは国の命運を懸けた戦いなんだ。聖魔騎士団魔導部隊大隊長の仕事と責任だよ」
「…分かってるっての。だから、ちゃんと来たじゃん。役目くらいは果たすよ」
吐月にたしなめられて、キュレムは溜め息混じりにそう答えた。
「なぁ、ルイーシュ。アーリヤット皇国なんてさっさと蹴散らしてこようぜ」
「はぁ、気が進まない…。…キュレムさんが代表に選ばれてなかったら、俺も逃げ出したのになぁ」
シルナもそれが分かってるから、キュレムとルイーシュの両名を指名したんだと思うよ。
お前達も、俺とシルナと同じで、互いに一蓮托生だから。
キュレムが行くならルイーシュも行くし、ルイーシュが行くならキュレムも行くだろう。
…それから。
「ジュリス、ベリクリーデも。お前達も悪かったな。決闘に付き合わせて…」
「ううん、良いよ。決闘なんて初めてだ。楽しみだね、ジュリス」
「…何を期待してるのか知らないが、そんな楽しいもんじゃないぞ…?」
ジュリスとベリクリーデは、こんなときでも、貫禄の通常運転であった。
大物の器だよ。特にベリクリーデな。
聖魔騎士団にも事情を話して、シルナが代表に選んだメンバーを連れてきてもらった。
吐月、キュレム、ルイーシュ、ベリクリーデ、ジュリスの五人である。
「…ごめんね、五人共。こんなことを頼んでしまって…」
まずは、シルナの謝罪から。
すると。
「全くですよ。決闘だって。何で俺がそんな面倒臭いことしなくちゃいけないんですか?腕相撲で決めれば?」
深々と溜め息をつき、不満そうな顔を全く隠す様子のないルイーシュである。
お前はいつも通りで、ブレない奴だな。
俺も腕相撲で決めれば良いと思うけど、ナツキ様が納得してくれないんだよ。
「あのな、ルイーシュ…。一応これでも、学院長は真剣に考えて選んでくれてるんだぞ?」
不満を隠さないルイーシュを、キュレムが睨んだ。
「選んでくれたって何ですか。面倒事背負わされて、ぶっちゃけ迷惑だなってキュレムさんも思ってる癖に」
「馬鹿野郎、それを言うんじゃねぇ。余計面倒臭くなるだろ!」
やっぱりキュレムも面倒臭いと思ってるんだな。
素直な奴ら。
「…本当、ごめんね…」
超申し訳無さそうに頭を下げるシルナ。
「…やめよう、仲間内で言い争うのは」
吐月が、そんなシルナとキュレム達の間に割って入った。
「責任を押しつけてる場合じゃない。それに、元はと言えばアーリヤット皇国が喧嘩を売ってきたのが原因なんだから。学院長に責任はないよ」
…冷静だな、吐月は。
シルナを庇ってやってくれてありがとう。
「それに、これは国の命運を懸けた戦いなんだ。聖魔騎士団魔導部隊大隊長の仕事と責任だよ」
「…分かってるっての。だから、ちゃんと来たじゃん。役目くらいは果たすよ」
吐月にたしなめられて、キュレムは溜め息混じりにそう答えた。
「なぁ、ルイーシュ。アーリヤット皇国なんてさっさと蹴散らしてこようぜ」
「はぁ、気が進まない…。…キュレムさんが代表に選ばれてなかったら、俺も逃げ出したのになぁ」
シルナもそれが分かってるから、キュレムとルイーシュの両名を指名したんだと思うよ。
お前達も、俺とシルナと同じで、互いに一蓮托生だから。
キュレムが行くならルイーシュも行くし、ルイーシュが行くならキュレムも行くだろう。
…それから。
「ジュリス、ベリクリーデも。お前達も悪かったな。決闘に付き合わせて…」
「ううん、良いよ。決闘なんて初めてだ。楽しみだね、ジュリス」
「…何を期待してるのか知らないが、そんな楽しいもんじゃないぞ…?」
ジュリスとベリクリーデは、こんなときでも、貫禄の通常運転であった。
大物の器だよ。特にベリクリーデな。


