神殺しのクロノスタシスⅤ〜後編〜

「…分かりました。では…その条件で決闘を受けると、こちらもお返事してよろしいですね?」

「うん、良いよ」

シュニィもクュルナも、さすがに真剣な眼差しであった。

本当にそれで良いのか、とシルナを詰問するようなこともなかった。

「…では、こうしている時間が惜しいですね。すぐにフユリ様にもお伝えして…」

「こちらもアーリヤット皇国に、正式な回答を送りましょう」

…だな。

そうしたら、決闘はいつ何処で、とナツキ様の方から知らせてくるだろう。

まさか、じゃあ明日やろうぜ、とは言わないと思うけど。

まぁ、そうなったらそうなったときだ。

あとは野となれ山となれ。

俺はいつも通り、そのとき自分に出来る最善を尽くすよ。

「…やれやれ。世の中には鉄砲玉が多過ぎますね。思慮深さというものが足りないんです、どいつもこいつも」

うんざりとした顔で、イレースがぼやいた。

全くだよ。

「思慮深さを持ちましょう」って、これ来年の学院の年間目標にしようぜ。