…すると。
「…ねー、これって、次はもしかして俺達も止められるパターン?」
不満タラタラみたいな顔で、すぐりが聞いてきた。
よく分かったな。その通りだよ。
「当たりだよ。すぐり君、令月君も。君達は決闘には参加させないよ」
「何で?」
そんな不思議そうに首を傾げるな、令月。
「子供だから?」
「そう、子供だから。君達にルーデュニア聖王国の命運を託す訳にはいかないよ」
実力を疑ってるんじゃないぞ、勿論。
そうじゃなくて、国の命運を子供に託すには、あまりに重過ぎるって話だ。
「君達も学院に残って、そして無事に卒業しなさい」
「学院長がいないのに、この学校を卒業してもつまらないね」
俺もそう思うけど、この際贅沢はやめよう。
「それに、二人の強みは、『アメノミコト』で培った隠密行動による不意打ちが基本だよね」
「うん」
「今回は、不意打ちは成功しないよ。おまけに一対一での対戦になるはずだから、二人同時に戦うことも出来ないんだよ」
「あ、そっか…」
気づいたようだ。
暗闇に紛れ、不意打ちで奇襲を仕掛けて敵の首を取る。
それが、令月とすぐりのいつもの戦闘スタイルである。
しかも、令月達が真価を発揮するのは、二人揃って戦うときだ。
この二人がセットで奇襲を仕掛けてきたら、多分俺とシルナでも勝てないってくらい強いと思う。
しかし、それはあくまで、奇襲の条件が揃ったときのみに限定される。
決闘は多分昼間だし、立会人を前に行われる為、暗闇に紛れて奇襲…なんて無理だ。
恐らく決闘は、一対一の形式だろうしな。
ことごとく、二人の強みが生かされない戦いになることが予想される。
真価を発揮出来ないなら、令月とすぐりに出てもらう意味がない。
それに何より、子供にこのような重圧を背負わせたんじゃ、俺達大人の立つ瀬がない。
ってことで、ナジュと天音に続いて、令月とすぐりにも。
ここイーニシュフェルト魔導学院で、大人しく待っていてもらうぞ。
残念だったな。
それから、最後に。
「…ちなみに、僕は決闘に出て良いの?」
マシュリがポツリと尋ねた。
マシュリか…。
「マシュリにもしものことがあったら、また生徒が悲しむからな。お前はもう何処にも行くな」
「…何だか、凄く雑な理由じゃない?」
それは気の所為だ。
お前の脱走癖は俺もよく知っているが、今回はそうはさせないからな。
大人しく学院に残って、イーニシュフェルト魔導学院の可愛いマスコット、いろりとして暮らすんだな。
…ってな訳で。
「結局あれこれ理由をつけて、残るのはいつも俺とシルナだな」
「…他の人に任せるより、ずっと気が楽だけどね」
全くだな。
今度からもう、話し合いとかなしで、何かあったら俺とシルナで対処しようぜ。
なんか、その方が話が早い気がする。
「…ねー、これって、次はもしかして俺達も止められるパターン?」
不満タラタラみたいな顔で、すぐりが聞いてきた。
よく分かったな。その通りだよ。
「当たりだよ。すぐり君、令月君も。君達は決闘には参加させないよ」
「何で?」
そんな不思議そうに首を傾げるな、令月。
「子供だから?」
「そう、子供だから。君達にルーデュニア聖王国の命運を託す訳にはいかないよ」
実力を疑ってるんじゃないぞ、勿論。
そうじゃなくて、国の命運を子供に託すには、あまりに重過ぎるって話だ。
「君達も学院に残って、そして無事に卒業しなさい」
「学院長がいないのに、この学校を卒業してもつまらないね」
俺もそう思うけど、この際贅沢はやめよう。
「それに、二人の強みは、『アメノミコト』で培った隠密行動による不意打ちが基本だよね」
「うん」
「今回は、不意打ちは成功しないよ。おまけに一対一での対戦になるはずだから、二人同時に戦うことも出来ないんだよ」
「あ、そっか…」
気づいたようだ。
暗闇に紛れ、不意打ちで奇襲を仕掛けて敵の首を取る。
それが、令月とすぐりのいつもの戦闘スタイルである。
しかも、令月達が真価を発揮するのは、二人揃って戦うときだ。
この二人がセットで奇襲を仕掛けてきたら、多分俺とシルナでも勝てないってくらい強いと思う。
しかし、それはあくまで、奇襲の条件が揃ったときのみに限定される。
決闘は多分昼間だし、立会人を前に行われる為、暗闇に紛れて奇襲…なんて無理だ。
恐らく決闘は、一対一の形式だろうしな。
ことごとく、二人の強みが生かされない戦いになることが予想される。
真価を発揮出来ないなら、令月とすぐりに出てもらう意味がない。
それに何より、子供にこのような重圧を背負わせたんじゃ、俺達大人の立つ瀬がない。
ってことで、ナジュと天音に続いて、令月とすぐりにも。
ここイーニシュフェルト魔導学院で、大人しく待っていてもらうぞ。
残念だったな。
それから、最後に。
「…ちなみに、僕は決闘に出て良いの?」
マシュリがポツリと尋ねた。
マシュリか…。
「マシュリにもしものことがあったら、また生徒が悲しむからな。お前はもう何処にも行くな」
「…何だか、凄く雑な理由じゃない?」
それは気の所為だ。
お前の脱走癖は俺もよく知っているが、今回はそうはさせないからな。
大人しく学院に残って、イーニシュフェルト魔導学院の可愛いマスコット、いろりとして暮らすんだな。
…ってな訳で。
「結局あれこれ理由をつけて、残るのはいつも俺とシルナだな」
「…他の人に任せるより、ずっと気が楽だけどね」
全くだな。
今度からもう、話し合いとかなしで、何かあったら俺とシルナで対処しようぜ。
なんか、その方が話が早い気がする。


